10/10版
「明日は晴れるのだなぁ」と天気予報を見て思っていたのに、朝起きると少し時雨気味。でも、10時頃からお天気は一気に好転! 2時頃までは素晴らしい秋晴れでした。
動くと少し汗ばんだ今日は、酔芙蓉も夕方にはピンク色に変わっていました。暑い日は濃いピンクに、涼しい日はごくうっすらピンク。今日はその間ぐらいです。 藤袴の花もすっかり開き切って、少し茶色くなり始めた花も出始めました。 首を長〜くして待っていた浅葱斑も、1匹だけですが、合計15日ほど現れてくれました。今頃は、どの辺りまで南下しているのでしょう? 今日は、藤袴の花にすっかり全身を埋めている虫がいました。コアオハナムグリです。緑色の体に金を蒔いたような模様がきれい。終わりを迎えつつある藤袴が惜しくて、しがみついているかのようでした。
葉で怪我をするといけないので、人の通るところには植えていませんが、この季節になると様子を見に行ったり、切って花瓶に挿してみたりと楽しんでいます。 木々が落葉する日が近付いて来たのを待っているかのように、鐘楼の周りでは、水仙の葉が出始めました。境内のあちこちでは、彼岸花も葉を延ばし始めています。冬には日の光を一身に受けるつもりでしょう。 南天、千両などの実が、次第に赤くなり始めました。山茱萸の実は、艶々赤く、とても美味しそうな色になっています。草木は、気温や日照時間の変化には本当に敏感です。自然の営みって、本当に不思議ですねぇ。 さぁ、どうか皆さん、台風には十分な備えをなさってください。台風一過の素晴らしい秋空を、心待ちにいたしましょう! お り と り て は ら り と お も き す す き か な 飯田蛇笏
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