9/20版
「爽やかな秋晴れだ!」と、天気予報を見て喜んでいましたが、晴れマークが先延ばしになったり、曇りマークに変わったりして、今日も1日中どんよりした空模様でした。
気温が18〜20度になると咲き始めると聞きますが、今年は大した残暑もなく、涼しくなるのが早い割りには、開花は遅い気がします。 今年は、花が少ないのが心配です。1日に10センチほども伸びる花軸の元には、栄養を貯めこんだ球根があるのですが、その球根は雨が多いと溶けてなくなってしまうことがあると言う人もおられます。確かに、彼岸花は水はけのいい乾き気味の土地を好みます。かと思うと、植えてもいないところで突然咲き始めることもあります。 花は咲かなくても、冬になって葉が出てくれば、球根が健在していることがわかります。何とか、溶けてなくなっていませんように・・・。 萩は今が絶好調です。今年は萩の当たり年。たくさんの花が付いています。 萩の花芽は7月頃に分化するそうですが、その頃の気候が‘萩好み’だったのかも知れません。あちらを立てればこちらが立たず・・・毎年、一喜一憂の繰り返しです。
朝に白い花を咲かせ、昼になるとピンク色に、そして夕方には赤くなるのが普通ですが、気温が下がって、1日目の夕方はまだほとんど白く、2日目になってようやく赤くなるように変わってきました。 酔芙蓉が赤くなるのは、アントシアニンの生合成が午後以降急速に進むためですが、それは気温に影響されます。今年は、早くも赤白が同時に見られて、とてもお得です。 2日ほど前、この花の写真を撮っている2人ずれの女性がおられたので、「この白い花は今日咲いた花で、こっちの赤いのは昨日咲いた花です。2日目で‘酔った’のです」と説明してあげたのですが、最初はなかなか意味がわかってもらえませんでした。「すごくいい時に来られたのですよ」と言ったら、「わぁー!」と喜んでおられました。 藤袴は、満開までもう少し。今年は、草丈がちょうどいい感じで、楚々とした雰囲気が漂っています。さぁ、渡り蝶の浅葱斑は来てくれるでしょうか? 最近は、この酔芙蓉と藤袴の写真を撮る人が引っ切りなし。うれしいですねぇ。 さぁ、深まった秋を存分にお楽しみください! 一 さ か り 萩 く れ な ゐ の 秋 の 風 松岡青蘿
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