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                     少し早く色付いた境内と青空      マウスを載せれば写真が変わります

 久しぶりに見る青空! 夕方には曇りがちとなってしまいましたが、お昼前後はよく晴れ、カラッとした秋らしいお天気でした。
 4〜5日はまずまずのお天気が続きそうですが、天気の急変がトラウマになっている方も多いのではないでしょう?
 尋常ではない雨が全国各地で降り、いまだにその爪痕が癒えないところも多いです。もうそろそろ安定して欲しいものです。
 まだお彼岸すら迎えていないのに、境内の木々は、例年よりもずいぶん色付きが早いようです。
 訪れた方は、「わぁ、もう色付いている」と喜んでおられますが、ボクは気が気ではありません。7月までは渇水に苦しめられ、その後はこれでもかというほどの雨。どう対処したらいいのかわからず、‘体調’を崩している木々も多いのかも知れません。
 今日の境内は、青空に‘化粧’を施してもらって、スッキリ綺麗でした!





      秋   晴   や    心   ゆ   る   さ   ば    曇   る   べ   し          高浜虚子






        一気に満開となった萩 / 境内一早く咲いた彼岸花      マウスを載せれば写真が変わります
 この1週間で、一気に萩が見頃になりました。
 ほんの少し前、萩で有名な隣寺の前に、手に手に一眼レフを持った初老の人たちがたくさん集まっておられましたが、気の毒なことに、萩はほとんど咲いていませんでした。それから、そんなに日が経っていません。
 萩の開花は例年より少し早いようです。
 また、「今年は彼岸花が遅いですねぇ。雨で、球根が溶けてしまったのでしょうか?」と心配顔のカメラマンの方にお目に掛かりました。確かに、彼岸花は少し遅いようです。
 「溶けたのでは?」と心配されていた本堂裏の彼岸花も、昨日あたりから花芽の先を地表に出し始めました。ちょうどその直前、絶妙のタイミングで、この辺りの草を刈り払いました。きっと、なお一層、彼岸花がよく映えると思います。
 萩も彼岸花も、異常気象に翻弄されて、花期が少しずれてしまったのかも知れません。

        これからが盛りの酔芙蓉 / 何とか咲いてくれたヘブン     マウスを載せると写真が変わります
 酔芙蓉も少し遅れ気味かも知れません。
 雨が多く、日照時間が短かったためか、茶色くなってしまった蕾もあります。どうも調子の出ない株もあります。これも心配です。花も生き物ですから、なかなかこちらの思うようには育ってくれませんねぇ。
 そして、ここ数年、一番の心配の種は、茶所前のヘブンリーブルー。下葉が枯れ上がったりして元気とは言えませんが、毎日20輪ばかりの花を咲かせています。
 つる割れ病にかかった株も、何とか水を吸い上げようと茎が直径5センチほどに巨大化しつつも、今のところ枯れることなく花を咲かせています。これには驚きです。
 今日のような青空には、ヘブンリーブルーの真っ青な花がとてもよく似合います。ピークはこれから。何とか踏ん張って、訪れた人を楽しませてあげて欲しいものです。
 明日から3連休の方もおられるでしょう。お天気もよいようで、絶好の行楽日和になりそうですね。ぜひ、秋の佳日を満喫なさってください!




     う   す   う   す   と    刻   を   染   め   ゆ   く    酔   芙   蓉          岡田 和子