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             雲に秋を感じる今日この頃 / 秋色、垣間見る    マウスを載せれば写真が変わります

 気象庁は、7月30日からの台風12号と11号、前線などによる記録的な大雨によって各地で起きた災害について、「平成26年8月豪雨」と命名しました。頻繁に報じられる大雨や土砂災害のニュース。これまでに経験したことのないような災害の連続に、心が痛みます。
 8月ももう後半。明日は処暑。「暑さが和らぐ頃」ですが、体感的にも、暑さのピークを越えたと実感します。
 入道雲がもくもくと湧いているかと思えば、秋らしい空を見ることも増えて来ました。境内の木々も、7月の少雨の影響を引きずって、早くも枝先から色付いているものもあります。夏から秋へ、ゆっくりと移り始めた今日この頃。
 明日や明後日、街角のあちこちで地蔵盆の催しが行われます。町内の地蔵尊の前などにテントを張って、赤い提灯をぶら下げ、お勤め、数珠回しなどを行って、お菓子を食べたりゲームなどに興じたり、福引きなどもが行われます。週明けからは多くの学校が始まるので、夏休み最後の子供の‘お祭り’です。
 境内でも、千体地蔵堂の前にテントを張って、地蔵盆が行われます。この行事がやってくると、「夏も終わりだなぁ」と、哀愁に近い気分がしてきます。





       抱  き  し  め  て   浮  輪  の  空  気   抜  き  に  け  り          山下由理子






        老木に百日の紅をさす / 3色朝顔にミストシャワー   マウスを載せれば写真が変わります
 今年の百日紅は、遅くて、花もあまりよくないと聞きます。
 三重塔の横にある百日紅はもともと元気がなく、いつ枯れてもおかしくないような状態なので、「今年もよく咲いてくれたなぁ」と、花が咲いたこと自体が有り難く思えます。
 境内には、他にも2本の百日紅がありますが、いずれも花付きはよくありません。今年はそんな年なのでしょう。
 好調に思えていたヘブンリーブルーですが、ここに来て一気に不調ぎみ。6株のうちの1株は、つる割れ病の症状が出てきたので、処分。あと2株も時間の問題・・・。残った3株が、どこまで咲いてくれるでしょう? シーズンはこれからです。
 近くに住んでいる職員さんが、江戸時代の朝顔だという行燈仕立ての鉢を持ってきたので、ヘブンの横に置きました。茶所前では、青、白、赤紫の朝顔が見られます。
 ミストシャワーも、視覚的には涼しいですよ!

          今日の花と昨日の残花 / 夕刻には別の花のよう   マウスを載せると写真が変わります
 木槿もあまり元気がないこの頃は、酔芙蓉が一番きれいでしょう。
 盛りはまだですが、毎日、朝には白く、昼頃は淡いピンク、夕方には濃いピンクの花を楽しませてくれます。
 昨日久しぶりに訪れた方は、「こんな蓮や酔芙蓉って、以前からありましたか!?」と驚いておられました。
 本坊や真如山荘前は、この数年の間に、酔芙蓉や野路菊、藤袴、蓮などが増えて、様変わりしているに違いありません。いろいろなものをせっせと植えているボク自身は、そんなに変わった感じはしていないのですが・・・。
 バックヤードには、紫陽花の苗が数百本。他に、桜やもみじなど、たくさんの苗が‘出番’を待っています。もっともっと綺麗になりますよ! 乞うご期待!




       う  す  う  す  と   刻  を  染  め  ゆ  く   酔  芙  蓉           岡田 和子