7/3版
早朝、降っているかどうか、よく見ないとわからないぐらいの雨だったのが、時間を追うたびに本降りに。風も出てきて、荒天になってきました。
今日、雨の境内を歩いていると、木々たちの喜ぶ声が聞こえてくるように感じました。 願わくば、表土を削り取っていくような激しい雨ではなく、しとしと、ゆっくりと、夜の間に降ってくれますように・・・。 いよいよ梅雨も後半に入り、本格的なシーズンを迎えそうです。この先1ヶ月は、平年よりも気温が高く、雨も平年より多くなりそうだとか。 どうか、災害が起きることがありませんように。 梅 雨 は 降 り 梅 雨 は 晴 る る と い ふ こ と を 後藤夜半
今年は、いずれの紫陽花の名所も、あまり見栄えがしないという声を耳にします。潅水設備を備えている社寺もあるでしょうが、やはり自然の雨には敵いません。みな、ほっとされていることと思います。 紫陽花の花も、もう峠を越しつつあります。 先日より、終わりかけている花を切り落とす作業を始めています。勿体なく思われるでしょうけれど、切るタイミングが来年の花付きに影響します。 本来の美しさを見せることなく終わっていった紫陽花には本当に申し訳ないですが、「来年に向けて頑張ろうね」と声掛けするような気持ちでの作業がしばらく続きます。 そんな紫陽花の花の寿命も、今日の雨で少し延びました。有り難い・・・。
夏の炎天下の中でも次々と花を咲かせる、夏が大好きな木ですから、暑さや少雨などものともしていないのかも知れません。 花は、一重、半八重、八重咲きがあり、花びらの形や枚数によってさらに細かく分類されます。色も、白、濃紅、濃紫、青紫、ピンクなどがあり、形と色の組み合わせで、実に多くの品種が楽しめます。 今年は葉の色もよく、蕾もたくさん付いています。「よくできたなぁ〜」と思って、木の周りを回って点検して、唖然としました。木の根元近くが腐っている木が数本あるのです。表から見るとまったく異常がなく、樹勢からもそんなことは想像もつきませんでした。 蟻などの被害が考えられるので、雨が上がったらすぐに対処します。枯れた時のために、新しい株も用意しておかなければ・・・。植物の世話をするだけでも、大変です。 い つ よ り か ひ と り を 好 む 花 木 槿 小林松風
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