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今朝はここ1週間では一番寒さが弛んだ朝でした。1週間ほど前から、朝一番に車に乗る時には、まずフロントガラスの凍結を解かさなければなりませんでしたが、今朝は凍り具合が少しましでした。気象台のデーターでは、最低気温は1.9度。でも、境内では場所によって凍結していましたから、0度ギリギリだったのかも知れません。
赤い実は早速人の目に留まったようで、外国人がカメラを向けていました。「これが日本の風習だ」と思われても困りますが・・・。 「そういえば、龍の玉が綺麗だったんや!」と思い出し、‘玉’を目指しました。どの季節に、どこで何が咲いているか、どんな実がなっているか、勝手知ったる境内です。ありました、ありました、綺麗な碧い碧い実! 絵や彫刻の龍の持っている玉は如意宝珠なのだとか。如意宝珠を使えば龍の物欲はすべて満たされてしまうので、龍はその珠を手放すことができず、永遠に欲望から離れられないで悟ることができないのだそうです。この実が「龍の玉」と呼ばれるようになったのには、そんな深遠な物語が関係しているのでしょうか? 子供の頃のボクにとってこの玉は、ただの豆鉄砲の‘弾’でした。 彩りの少ない冬には、草に埋もれるこんな小さな実さえ、宝物のような存在。この実をリングに付けて、愛する女性の指を飾ってみたくなりません?
水仙の香りも大好きです。鐘楼周りの水仙の花の数が、また少し増えてきました。何度も書きましたが、数年越しで育てている水仙ですから、たくさん開花するのがうれしくてなりません。また花泥棒が出没するかと思うと、気が気ではありませんが・・・。 大寒間近の凛とした境内。「な〜んにもないなぁ」と思いながら、失せ物を探すようにあちこち見て回るのが好き。他の季節にはない、冬ならではなの楽しみです。 ひ と つ ぶ の 瑠 璃 こ ろ げ い づ 龍 の 玉 飴山 實
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