11/8版
気持ちのいい、晴れ間の広がる1日でした。昨日は立冬でしたから、初冬の快晴の日といったところでしょうか? 最高気温は21度を越え、散策するにはちょうどいい気候でした。
昨日の夕食に何を食べたかと聞かれたら困るようなボクに、「去年と比べてどうですか?」と聞かれても困ります。今年が綺麗かどうか、早いか遅いかなど、ぜんぜん気にしていません。ただ、毎日境内を巡って、無心に変わりつつある景色をあるがままに楽しんでいるだけです。 桜の落葉が頻りです。花の木など、もみじの紅葉などお構いなしに、さっさと散り急いでいます。今は境内の‘落葉第1期’。あちこちで、落ち葉を吹き飛ばすブロアの音が鳴り響いています。 それが一段落していく頃、もみじの紅葉が本番を迎えます。 好 き な 道 桜 紅 葉 の 頃 な れ ば 稲畑汀子
初日の今日は、「甘酒の湯呑みがない!」「コンロが壊れている!」と一騒ぎ。納戸を探したり、修理に駆けつけたり。やっと夕方に落ち着きました。 大混雑の中をあちこちを回られた観光客の方々も、昔ながらの面影のある茶店で一服して、ひと息つかれるでしょう。 茶店の前の花壇は、ヘブンリーブルーから小菊に代わり、見た目にも季節が変わりました。今年も不調に終わったヘブンリーブルーですが、最後まで毎日花を咲かせてくれました。その‘頑張り’には励まされました。そして、菊。近付くだけで香りが漂います。 茶店での一服と菊の御接待。お楽しみに!
5日の御開帳の時に御本尊の扉が開けられ、15日の御閉帳まで、ずっとそのお姿を拝することができます。15日は御本尊まで2メートル弱ほどの至近距離から拝めます。また、「たれこ止め」のご利益があると伝わる「十夜粥」の接待もあります。 5日から14日までの毎晩と15日の1日中、本堂では鉦講の方々によるお勤めが行われ、直径30センチほどの鉦8丁が、お念仏などを唱えながら様々な調子で打たれます。 この鉦が、今春、京都市の登録無形民俗文化財に登録されたので、講員さんたちの意気も盛ん。新しいメンバーも2名加わり、毎晩のお勤めにも熱が入っています。 鉦の音が聞こえてくると、「あー、冬がやってくるなぁ」「今年も残りわずかだなぁ」と、しみじみ思います。 来週は寒くなるとか。もみじの色付きのためには有り難いですが、急な冷え込みは辛いですね。お風邪を召されませんように。 連 打 し て 十 夜 の 鉦 を 打 ち 納 む 三島晩蝉
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