10/11版
3日間連続の30度越え。おまけに湿度が高く、少し動いただけでも汗が出てきます。でも、「あの38、39度の日々を越えてきたのだから・・・」と思うと、頑張れます。
今年もあまりいいところのなかったヘブンリー・ブルーも、今日は精一杯大輪の花を咲かせていました。 本来ならば、10月が花の盛りのヘブンリー・ブルー。茶所前はほぼ枯れてしまい、その近くの桧の根もとに植えた株が、酔芙蓉の木に絡みついて咲いています。酔芙蓉のピンクとの対比が綺麗です。 少雨で花数が減ってきたような気もする酔芙蓉ですが、しばらく姿を見せなかった害虫が、今日はいっぱい葉に付いていました。先日の雨で、害虫の卵が孵化したのかも知れません。しばらく忙しくて薬散できないので、ちょっと困っています。 藤袴はもう終盤ですが、この暑さでは、浅葱斑も飛来してこられません。今年は数回しか見ていないので、残念です。藤袴を育てる楽しみの半分は、浅葱斑の優雅な飛翔を見たいからですのに・・・。
この木のぎんなんは小粒ですが、木を見上げると鈴なり。実の重みで枝が折れたりしています。 9月の台風でかなりの実が熟すのを待たずに落ちたので、今年は収穫が少ないだろうと思っていましたが、さにあらず。例年よりもずっと多いです。‘当たり年’なのか、木が危機感を感じて、子孫を残そうとしているのか・・・。 ぎんなんにかぶれやすいボクは、遠巻きにして見ているだけ。そういえば、毎年拾っては茶碗蒸の具に使っていたお寿司屋の姿が見えません。具合でも悪いのでしょうか? 茶所横の去来句碑の裏側では、秋明菊がひっそり風に揺れています。こういう清楚で控えめな花が大好き! ドキドキするような美しさです。 特にこれがお勧めというものはない境内ですが、いろいろなものから秋を感じていただければと思います。ただし、今の蚊は結構キツイですから、ご用心くださいね。 秋 の 蚊 の 愛 の 深 さ よ 痒 し 痒 し 櫂未知子
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