9/22版
清々しい秋の日和となりました。
今年は従来からあった株が早く咲き、去年長崎から購入した球根が少し遅れて咲いています。去年とは逆転。どうしてなのでしょう? この花は、日陰で見るよりも陽の当たっている時に見るのが一番。花に艶があって、陽が当たると光輝くようですし、陽を透かして見ても実に綺麗。 鱗茎に含まれるガランタミンはアルツハイマー病の治療薬として利用されているとか。我がためにも、もっとたくさん境内に植えておかなきゃ! 萩も見頃。境内のあちらこちらで咲いています。 少し前にタウン紙から「真如堂を萩の名所として紹介したい」という問い合わせがありましたが、「名所というほどではないですよ」といったんはお断りしました。「どうしても」とおっしゃり、先日掲載されて、問い合わせなども時々あります。 今から思うと、「梨木神社がマンション建設でニュースになっているので、取り上げにくくなったのかなぁ」と、「どうしても」の理由を推察しています。
最近は、この花の写真を撮りに来る人が増えました。派手な花ではないので、あまり写真映えしないのですが、群れていると存在感もあります。 後は、早く涼しくなって、アサギマダラが飛来しているのを待つばかり。蝶を見る度に、「あっ!」とめが釘付けになっています。 遅れていた本堂正面脇の酔芙蓉が咲き始めました。形や色が複雑な‘くす玉’咲きです。 この花と三重塔を映した写真をカレンダーに使いたいと文化財保護の団体から申し入れがあり、カメラマンに開花状況などを報告しているのですが、パッと大輪に咲くわけではないので、これもまた写真映えしないように思います。どうされるでしょう・・・。 弱ったもみじの葉が紅く色付いているのを、‘紅葉しています’と書いているブログを見かけますが、本当の紅葉はまだまだ。せっかくのいい季節ですから、ゆっくり進んでもらわないと勿体ないです。 お茶とスイーツ持参で、ぜひ境内にお越しください! 曼 珠 沙 華 ひ し め い て 声 な か り け り 大串 章
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