8/23版
今日は、暑さが峠を越えるとされる「処暑」。最高気温は34度と、久々に35度を下回りました。「猛暑日」の連続記録も、戦後の最長記録を更新し、16日間で終わりました。
4〜5匹はいるはずの野良猫たちは、いったいどこへ行ったのでしょう? 昼間はほとんど姿を見せません。でも、夜のなると総門あたりに勢揃い。どうやら、餌を与える人が来るのを待っているようです。 高温と少雨のダブルパンチに、境内の木々もかなり疲弊しています。葉が真っ赤になっていたり、茶色くなってたくさん落葉しているもみじを、あちこちで見かけます。境内の色も、綺麗な緑ではなくなってきました。きれいに紅葉してくれるかどうか、ちょっと心配です。 最近のゲリラ豪雨のような激しい雨は、土の表面を流れていくだけで、あまり染み込まないので困ります。しとしと、ゆっくり降る雨を切望しています。ボクたちも、毎日の水撒きに、ほとほと疲れました。 菩提樹の樹には蝉の抜け殻がいっぱい付いていました。その鳴き声も、今日はつくつく法師が主流となりました。季節は、少しずつ、でも確実に移ろっているようです。 人 ゐ て も 人 ゐ な く て も 赤 と ん ぼ 深見けん二
厳しい日差しをものともせず、たくさんの大きな葉の中に、ふんわり柔らかそうな花を咲かせるこの花を見ると、暑さに負けていられないという気持ちが湧いてきます。 今月初めの激しい雨で、枝の一部が又のところで二つに裂けました。「枯れるだろうな・・・」と諦めつつも、裂けた枝を紐で堅く縛っておいたところ、葉が萎れることもまったくなく、普通の枝と同じように花を咲かせています。なんと強い・・・。 朝は白く、昼頃には少し色がつき始め、夕方には濃いピンク色に変わる花の醍醐味を楽しめるのは、日に何回も花を愛でることが出来る‘住人’ならでは。色の変化を見る度に、「わぁー」と感動の連続です。 百日紅、木槿、厳しい暑さを喜んでいるようにも思える花たち。どうしてこんな厳しい季節に花を咲かせるのでしょうね。 花よりもデリケートな?皆さん、熱中症など健康管理に、どうかご注意ください。 枝 ぶ り の 日 ご と に か は る 芙 蓉 か な 松尾芭蕉
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