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                     蒸し暑き万緑の境内         マウスを載せれば写真が変わります

 夜来の雨も朝には上がりました。
 屋外での行事があるので、天気によってはテントを張らなければと予報を見たら「曇り時々晴れ」。レーダ画像でも、雲はすっかり切れていました。
 予報通りの曇り時々晴れ。晴れたら、蒸し暑くて仕方がないだろうと覚悟をしていましたが、風があったので、33度の気温にしてはまだマシでした。
 最近、「不快指数」という言い方をしませんが、サイトで計算してみると、午後1時半頃の気温33.2度、湿度58%で、不快指数は84。「ほとんどの人が不快に感じる暑さ」でした。
 「これからが梅雨も本番」と思いきや、この先1週間に傘マークはありません。‘梅雨の長雨’というような天気もありませんでしたし、今後どうなるのでしょう? もう少し、雨は欲しいですが・・・。


               大屋根の下は涼し / 人影もない本堂       マウスを載せれば写真が変わります
 境内の緑はすっかり落ち着いた色になっています。
 ただ、過日の少雨の影響がかなり出てきて、紅く色付いた葉が目立つ木が現れ始めました。今の時期の‘紅葉’は危険信号。夏を越せない枝、木も出てくるかも知れません。
 また、雨が降った後には、結構太い枝が折れて落ちていることがよくあります。枯れ枝に気が付いたら切除するように努めていますが、それでも取り残しがあります。雨後の境内散策は要注意です・・・一番被害に遭いそうなのはボクですが。
 今朝、境内で初めてニイニイ蝉の鳴き声を聞きました。そう人に話したら、「もうアブラ蝉も鳴いていましたよ」とのこと。これでクマ蝉も鳴いたら、本当に夏だと実感するような気がします。
 あいかわらず、鴬はよく啼いています。素晴らしい声ですが、啼き方がちょっと変。「変な啼き方をする鴬が1羽いる」と噂になるほどです。何だかとても平和な境内です。




     お  互  ひ  が   こ  ん  な  と  こ  ろ  に   か  た  つ  む  り        小檜山繁子





                切りたけれど、もったいなや〜     マウスを載せると写真が変わります
 紫陽花も少し終盤に差し掛かってきました。まだしばらくは見られますが、ボクの中では「そろそろ剪定しなければ・・・」という思いが日々強くなって来ています。
 宝蔵の裏や横の紫陽花の大半は、去年、挿し芽した小株を植え付けたものです。それが急に大きくなって花を咲かせたものですから、雨が降るとその重みに耐えきれず、たくさん花を地面に付けるほど垂れ下がってしまいました。
 来年のためには、早く剪定や整枝をして新しい芽を出させ、花芽を付けてもらわなければいけません。今なら早いほど花芽が充実しますので、倒れている花を見ると切りたくて仕方ないのです。でも、切るには忍びないほど、まだきれい・・・。
 きれいな花を見ながらも、「早く切らなきゃ」というジレンマに陥っているなんて、この心、誰そ知るらむ。


               雨をたっぷり吸った元気な木槿       マウスを載せれば写真が変わります
 紫陽花に木槿では、前回と代わり映えしない取り合わせですが・・・。
 先週よりも花数も、咲いている種類も増えた木槿。暑い盛りに、清々しい気持ちにさせてくれる有り難い花です。
 数年前、総門前に松の木と交互に植わっていたものを、‘共倒れ’を避けるために門内の駐車場脇に植え替えました。そのリスクもあって2本ほどが枯れたので、新しい品種も含めて数本を植え、バックヤードにもまだ数本の苗が取り置きしてあります。小さい木でも、蕾をいっぱい付けて開花するのを待っているのが、けなげに思えます。
 今朝、小木の細い枝に咲かせた大輪の花は、いっぱい付いた雨粒の重みに耐えかねて、枝はひん曲がり、頭を垂れたような状態になっていました。枝にしては、花が大きすぎます。日当たりの悪いバックヤードでは、ひょろ高くしか苗が育たないのです。
 その点、総門のところは日当たり抜群! 根はしっかりしているので、花期でも植え替えには耐えられます。問題は、水の管理ができるかどうか。特にお盆の間が心配です。
 「定植しようかなぁ・・・でもなぁ、ちゃんと水やりをしてくれる保証はないし・・・」と、これまたジレンマに陥っています。やるなら、梅雨の間の「今でしょ!」
 梅雨空のようにジメジメ決断の付かない今日この頃です。
 7日は「小暑」。七夕は、国立天文台のオススメの通り、旧暦7月7日に。その日までに、「1年に1度逢えるなら、誰に逢いたいだろう?」か、考えておこうっと!




        あ  ぢ  さ  ゐ  の   毬  の  中  な  る   隠  れ  毬            鷹羽狩行