5/24版
1日中、雲一つない快晴のお天気でした。気分はもうすっかり真夏。プールにでも行きたい暑さです。「今日なら水に落ちても気持ちがいいかも知れないぞ」と思って、池の掃除をしました。
3年前に苗木を買って植えたばかりなので、まだまだ小さな木ですが、少し境内の土や気候にも慣れてきたのか、去年よりも多くの花を咲かせてくれました。 境内に植える苗を求める時のポイントは、日陰でも花を咲かせてくれることが第一。もみじなどが茂ってくると、日当たりのいい場所は限られてしまいます。それでも咲いてくれて、境内の雰囲気に合う花となると、そう多くはありません。 更紗うつぎは薄いピンクの細い花。かわいくて涼しげな花です。梅花うつぎは、‘梅’の花よりもずっと大きな純白の花が、フワッと優雅に咲いてくれます。 これらが咲いている元三大師堂の前あたりには、他にも3種類ほどのうつぎが植わっていて、‘うつぎコーナー’になりつつあります。数年後が楽しみです。
一早く咲き出したのは、いつもお決まりの山紫陽花「 濃紫」。何とも美しい色の紫陽花です。 最初、自坊に1本あったのを、挿し木に挿し木を重ね、今では境内に20本以上は生えているでしょう。‘六甲の幻の紫陽花’と言われた「七段花」も同じです。 一昨年?から作り始めた本堂裏の紫陽花園の挿し芽苗も、今年はグンと大きくなり、大半が花芽を付けています。 もともと境内にあったもの、道すがら一枝を分けてもらったもの、遠方から送ってくださったものなどを寄せ集め、300本ぐらいが植わっているでしょうか? まだ成長途中ですが、年々良くなっていきます。 さて、本堂前の菩提樹の蕾が膨らんできました。開花までまだ2週間余かかりますが、「咲いていますか?」「いつ頃が見頃ですか?」の電話が時折かかってきます。 紫陽花は‘静’の花ですが、菩提樹が‘勢’の花。満開になった時の、その圧倒的な花の勢いが、見る者の中までしみ込んで力を与えてくれるようにも思えます。 まだまだ花の期は続きますね。明日は「小満」です。 竹 の 秋 三 毛 猫 寺 に 飼 は れ け り 成瀬櫻桃子
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