5/10版
天気予報よりも少し早く、9時半頃から雨が落ち始め、しばらくすると本降りに。降ったり止んだりで、激しく降ることはありませんでした。
吉祥院の門前の大きな平戸つつじは、例年ですと連休頃に見頃になるのですが、今年は去年に引き続いてようやく見頃になって来ました。 この前を通った人が、「すごく甘い匂いのするつつじですねぇ」とおっしゃっていましたが、香りの主はこのつつじの裏にあるは 本堂裏の薬師堂の横の‘なんじゃもんじゃ’の花も、例年は5月の連休に見頃を迎えるのですが、今年はようやく見頃になってきました。気候が不順で調子が狂っているのは、人間だけではないのですね。 なんじゃもんじゃの花は木の高いところで咲いていますが、もうしばらくすると、木の下が散った真っ白な花びらで美しく彩られます。それもまた楽しみです。
卯の花(うつぎ)はまだ咲き続けていますが、その仲間の‘うつぎ’たちも順繰りに咲き出しました。 卯の花はユキノシタ科ですが、その他にも‘うつぎ’と名の付いた、他の科の木々がたくさんあります。たとえば、バイカウツギやノリウツギは同じユキノシタ科、タニウツギやハコネウツギはスイカズラ科。花や葉が似ているので、同じ名前が付けられたのでしょうか? 本堂の北側辺りで咲いているのは姫うつぎです。元三大師堂の向かい辺りでは、洋種のうつぎが咲き始めていますが、名前がカタカナだったので忘れてしまいました。いずれも清楚でかわいい花です。 墓地の一角では、素敵なバラが咲いていました。毎年、たくさんの花を咲かせてくれるのです。 そのお墓は明治時代に建てられた古いものです。種がこぼれて生えたということはないので、薔薇が好きだった埋葬者のために誰かが植えたのでしょうか? 明治時代の古株には思えませんが・・・。でも、こんな綺麗な薔薇が毎日次々と咲くのですから、周りのお墓の故人たちも喜んでおられるに違いありませんね。 これからは緑の色も次第に濃くなっていきます。樹の下で、薫風を感じながら、誰にも邪魔されずにゆっくり過ごすのは最高です。 ポット持参で紅茶でも入れ、クッキー食べながら読書。いいですよぉ〜 押 さ へ て も ふ く ら む 封 書 風 薫 る 八染藍子
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