2/22版
今朝も、蓮鉢にはかすかに氷が張っていました。
「探梅」は、冬に早咲きの梅を求めて山野に出掛けることで、冬の季語ですが、季節的には今頃がふさわしい気がします。 先日、東京へ行った時、増上寺の境内では何本もの梅が咲いていました。早咲き種なのかも知れませんが、東京のほうがあたたかいのだなぁと思いました。 境内の梅はまだほとんど咲いていませんが、自坊の前の紅梅だけがようやく3分咲き頃になりました。 近所の人から、「 例年、山茱萸の花の盛りは3月10日頃。「まだ早いだろう・・・」と思いましたが、写真では、蕾から黄色い花色が覗いていました。今日、見に行くと、確かに少し黄色が見えていました。例年、一番最初に咲く枝は、今年はほとんど蕾が付いていませんでしたが・・・。 植物は、気温が上がってくると花を咲かせるのでしょうか? 桜などはそのようですが、多くの植物は、気温よりも夜の長さを感知して、開花時季を測っているのだそうです。では、どこで? 常緑樹なら葉っぱ、球根でも感知するそうですが、落葉樹はどこで感知するのでしょう? 蕾でしょうか? これは、地下鉄はどこから入れたかという疑問より難しそうです。ネットで延々と調べてしまいそうです。
「もっと、何かないかなぁ」と探していたら、苔が何かを伸ばしているのを見つけました。「 今日は作業着を着ていたので、思いっきり寝転んで写真を撮りました。いい気持ち! ハコベや仏の座は花を咲かせていました。だんだん小さい花が見づらくなって来ました。トホホ。紫陽花は新芽を出し、早くも葉を広げているものもありました。去年植えた紫陽花、今年はまさしく‘成長株’です。 ふと見た土蔵の白壁に写った桧の太い幹ともみじの細い枝の影は、モノクロながらも、浅き春の到来を思わせるのに十分でした。 今日は‘猫の日’。猫にも春がやって来たのか、最近ちょっとにぎやかです。 風邪を引いている人が多いようです、まだまだ十分にご用心ください。 去 勢 の 猫 と 去 勢 せ ぬ 僧 春 の 日 に 金子兜太
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