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今朝も薄氷が張り、午後からは少し日差しもありましたが、最高気温は6.6度止まり。思ったよりも気温は上がりませんでした。
最近は、夕焼けの美しい日が多いように思います。「夕焼けの翌日は晴れ」といいますが、お天気のいい日が続いているということでしょうか? きれいな夕焼けを見ると、何だか幸せに思えてきます。 雲や夕焼けがよく見えるのは、木々が葉を落とした冬ならではかも知れません。木々の枝の形を楽しみ、雲を愛で、また夕焼けに心温まる一時。冬もまたいいものです。 今日は土蔵の白壁やなまこ壁が、ひときわ美しく見えました。欲を言えば、もう少し日差しが強くて枝のシルエットがくっきりと壁に映っていれば申し分なかったのですが・・・。 普段は見過ごしてしまいがちなものが脚光を浴びる季節、冬はそんな季節かも知れません。 大 空 に 飛 石 の 如 冬 の 雲 高浜虚子
水仙の球根を大量に植えたのが一昨年。そこそこ立派な球根だったのに、去年の冬には1輪たりとも咲きませんでした。 今年はたくさんの花芽が上がって来ています。去年は生きるのに精一杯で、花を咲かせる余力はなかったのでしょうね。 「寒〜い日に、水仙の甘い香りに包まれつつ、鐘楼に腰掛けて、熱〜いコーヒーを飲みたいなぁ・・・」と今から楽しみにしています。 隈笹の白い‘隈取り’がくっきりしてきました。この隈取りは若葉にはなく、冬になると縁が枯れて隈取りになってきます。 この笹を見ると、お正月の松竹梅を思い出します。供花などに用います。 蝋梅の蕾も膨らんで、もうすぐ咲き出しそうです。馬酔木の蕾も大きくなってきています。梅はもう少し。椿はこれから春まで順次咲いていきます。 枝振りを見てよし、花を探してよし。控えめな‘幸せ’を求めるような冬の散策。ぜひともおすすめします。 寒 林 の 遠 い と こ ろ の 暮 れ て を り 坊城俊樹
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