9/27版
爽やかな秋晴れの日が続いています。夜は窓を開けて寝ると涼しすぎるくらいで、寝具も秋バージョンに模様替え。
今年植えた長崎産の彼岸花より、やはり自生しているもののほうが、しっかり、凛としている気がします。‘年季’が違いますね。 今年は萩がきれいなように思います。咲いた後に雨に打たれていないからでしょうか? 風に揺れる萩は何とも風情があります。 こう書いていて気が付きましたが、「風」と「情」。風は、「風流」「風雅」などと、「情」は「情趣」「情緒」などと使われます。風や雨は演出上手ですね。ただ、風に揺れる萩はとても写真が撮りにくいです。 酔芙蓉も絶好調です。最後まで開かなかった「くす玉」も咲き始め、これで3種が揃いました。 今日は昼間が暑かったから、夕方には濃いピンク色に変わっていましたが、暑くない日は夕方になってもまだ白く、翌日まで咲き続けてようやくピンク色になりました。暑かったかどうかが、酔芙蓉の色を見ているだけでもわかります。いろいろ楽しめる花です。
その花を求めていろいろな蝶が来たり、葉を食べにコガネムシ類がやってきます。 蝶で多いのは、 まだ来ないのも仕方がないのです。アサギマダラは気温は20〜25度を好み、その環境を求めて移動するといいます。京都は、その環境には達してなく、まだまだ暑いのです。 アサギマダラが藤袴を目がけてやってくるのは、植物からピロリヂディンアルカロイドという成分を摂取しないと、雄が成熟できないからです。蝶も大変です。 でも、もし暑い日が続くと、藤袴が開花する頃にアサギマダラは里に降りてくることができず、その蜜を吸えなくなってしまいます。 藤袴のすぐ近くには酔芙蓉が植わっていますが、その花色がピンクに変わる具合を見ては、「あー、こんなに暑くちゃ今日もダメだなぁ」とため息をつく日々。藤袴はもう盛り。早く涼しくなってくれないと、アサギマダラに出会えません。 職員さんに、「あの蝶が来ているような気がします」と言われて慌てて見に行っては、アゲハチョウだったり、蛾だったりで、がっかり。アサギマダラを見るためにも、早く涼しくなって欲しいと願っています。 気候が不順です。どうか、お風邪など召されませんように。 秋 の 蝶 山 に 私 を 置 き 去 り ぬ 阿部みどり女
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