7/6版
10時頃から雨が降ったり止んだり。
池は火事の時の消火用水のために昭和になってから造営されましたが、近年になって防火水槽が作られたので、今はその目的を終えています。 本堂の大屋根の前半分に降った雨は、樋を伝って、半分は横にある池に流入します。緑色に濁っているこの池の水をきれいにしようと、先日来、せせらぎを作ったり、空気を送り込んだりしていますが、水が替わることに勝るものはありません。今日も、強く雨が降った時には、「もっと降って、池に流れ込んで!」と、池の様子を見に行きました。 残念ながら、今日の降水量は意外に少なく、10ミリにも満たないものでした。でも、‘チャンス’はまだまだあります。 雨も少しは待ち遠しい、今日この頃です。 木 下 闇 ゆ く ば さ ば さ と 雨 雫 萩谷幸子
以前は総門前に植わっていた木槿を、総門内の駐車場脇に移植して、今年が2度目の夏。新しい種類も加わって、今日はもう5種類ほどが咲いています。 夏の花、木槿には青空がよく似合います。雨の日には、色も少し冴えないような気がします。 写真を撮っていると、蜂が飛んできて、いきなり花粉まみれになって蜜を吸い始めました。受粉できたことは確実で、さぞかし木槿も喜んでいるでしょう。「持ちつ持たれつだなぁ」としみじみ思いました。 木槿の花期はとても長く、10月になってもまだ咲いています。またご覧ください。
紫陽花の花芽は9月頃に分化するので、それまでに新しく伸びる枝を充実させてやらなければなりません。そのためには、花後すぐの剪定が必要になってきます。 この1週間で、新たな苗を30〜40本ほど植えましたので、境内全域では400本ほどは紫陽花があるのではないでしょうか。まだ小さい株も多いのですが、あと5年もすれば大きくなって、見応えもあるように育っているでしょう。 自坊もモクゲンジは今が盛りで、毎日、たくさんの花粕を降らしています。英名では「Golden rain tree」というだけあって、降った後の花粕も綺麗です。 樹高5〜6メートルはありますが、花が咲いているのは外からはほとんど見えませんので、自坊の門の中に入ってご覧ください。 明日は七夕。1年に1度でもいいから、会いたい人はおられますか? また明日は二十四節気の「小暑」でもあります。耐えがたい京都の蒸し暑さもこれからが本番。祇園祭も始まって、夏ムードも高まってきます。 体調を崩されませんよう、ご自愛ください。 七 夕 や 送 ら れ て 来 し 金 平 糖 安藤和子
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