6/22版
台風4号、そして5号から変わった熱帯低気圧の影響で、雨が観測されなかったのはこの1週間で2日間だけという、ジメジメした1週間でした。
問い合わせの電話があった時には、「見頃は12日頃から20日頃まで」と答えるように事務所のホワイトボードに書いておいたのですが、ほぼ当たりです。 今年は開花中に雨が多くて残念でしたが、蜂などが雨の中でも来てくれて、ちゃんと受粉もできたようで、例年通りたくさんの小さな実が付いています。 そんな、折角結実したまだまだ小さな実を、年輩のご夫婦がいくつも引きちぎってレジ袋に入れているのを遠目に見ました。なんということを・・・。注意したら、「すみません」と逃げるように帰って行かれました。 「花どろぼうは罪にならない」という言い方もありますが、ボクは蛮行だと思っています。しかも、決まってご高齢の方というのも悲しいことです。愚痴ってしまいました・・・。 菩提樹に代わって、今度は沙羅の番です。昨日は5輪咲いていたのに、今日は2輪だけ。まだ本調子ではありません。 菩提樹を見逃しても沙羅の花が見られます。うまくいけば両方一緒に見ることができます。真如堂の本堂の前はうまくできています。
ホームセンターなどで売っている紫陽花は、もうほとんど終盤ですが、‘普通’の露地の紫陽花はこれからが本番です。 この頃は花に‘旬’がなくなってしまいました。紫陽花も母の日の前には店頭に並んでしまいます。 気象台は「生物季節観測」というのを行っています。「植物および動物(昆虫を含む)の状態が季節によって変化する現象を観測することによって、生物に及ぼす気象の影響を知るとともに、その観測結果から季節の遅れ進みや気候の違いなど総合的な気象状況の推移を知ることを目的としています」ということで、桜の開花日などは最も知られています。 それによると、京都地方気象台で観測している紫陽花の開花の平年値は6月15日。どんな紫陽花で観測しているかはわかりませんが、‘普通’の紫陽花は今が‘旬’なのです。 花の‘旬’を大切にしたいと思います。 今日は茶所前のヘブンリーブルーの蔓を誘引するための紐を張りました。これでどんどん伸びてももう大丈夫です。 先ほどの話ではないですが、今日、ホームセンターでこの花が咲いているのを見ました。造花ではないかと眼を疑いましたが、本物でした。この種の開花時期は晩夏〜晩秋。今頃咲くはずがないのですが・・・。 さぁ、今年は立派に育って、いっぱい花を咲かせ、訪れる人を楽しませておくれよ! 昨日は夏至。さぁ、長い昼間をどう過ごしましょう!? 雨 上 が り の 紫 陽 花 が 好 き 触 れ て み る 三川美代子
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