4/5版
曇りがちの中で、晴れたり、降ったり、雷が鳴ったりと、目まぐるしくお天気の変わる1日。夜になって雨は本降りになりました。最高気温は16.8度と、ほぼ平年並みでした。
ヒンヤリした日が続いた影響で、京都の桜の開花も遅れ、嵐の3日にようやく開花宣言が出ました。平年と同じだった昨年に比べ6日遅い開花だそうです。 今年から開花状況を判断する染井吉野の標本木の場所が、京都地方気象台から二条城に変わりました。これまでは「どこで咲いているの?」と思うほどかなり早い開花宣言でしたが、今年は納得がいく発表でした。 標本木で5、6輪が咲くことが開花宣言の条件ですが、例年、境内で一番早く咲き出す本堂前の染井吉野は、昨日あたりにその条件を満たしました。今日でもそれほど咲き進んではいません。 それよりも早く咲くのは総門前の桜ですが、この木は花は似ていますが、葉の出方などが染井吉野とは違います。総門前では山桜もひっそりと咲いています。 「咲きさえすれば種類など何でもいい」という御仁が多いでしょうから・・・。 く ち び る に 雨 の ひ と つ ぶ 初 桜 石田郷子
江戸彼岸はすぐにわかります。萼のところが膨らんで、瓢箪のような形をしています。各地に「ひょうたん桜」と名付けられた桜がありますが、これはみな江戸彼岸系でしょう。 また、この桜は寿命が長く、山高神代桜や根尾谷の淡墨桜などは樹齢千年以上と言われています。「縦皮桜」も春日局お手植えというのですから、370年ほど経っているのでしょうが、それから比べるとまだまだなのですが、最近、樹勢が衰え、枝枯れが目立つようになってきたので、土壌改良や日当たりの改善をしたりと対策を講じています。
咲き始めは花色も濃く、実に愛らしいものですが、咲き進んで行くにつれて、色は段々薄くなってしまいます。紅梅などもそうですね。 そんな花弁やこれから咲こうという蕾が、一昨日の嵐で、大量に落ちてしまいました。木の下は‘ピンク色’が散らばり、雨水に運ばれて遠くまで流れていったものもありました。 今日、改めて見てみましたが、何となく花数が少なそう・・・。肥料をやったり、土壌改良したりして、その成果が出るかなぁと楽しみにしていましたのに・・・残念です。 桜の「満開」は8分咲の時をいいます。開き切ってしまった時よりも8割程度の方が本来の花の色が美しいからだそうです。何だか人間も同じように思えてきませんか?。 縦皮桜も枝垂れ桜も、見頃はまだこれからです。染井吉野は、この土日ではまだ5分咲き程度でしょうか?
馬酔木はまだ絶好調! 今年はいいですよ! 自坊では この写真の花はご覧になったことはないでしょう? 「ロドレイア」、和名は 一昨年、通販で求めて植えたのですが、これは「レッドファンネル」という品種で、「ロドレイア ヘンリー」ともいうので、ボクは親しみを込めて「ヘンリー君」と呼んでいます。 ヘンリー君は、今年、たくさんの花を付けています。アップにすると派手に見えますが、遠目にはあまり目立ちません。さて、どこに咲いているか、探してみてください! 風 光 る 草 と い う 草 お い し そ う 池田澄子
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