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今日はまずまずのお天気でした。
ちょっと危険でしたが、高い土塀に上って、梅の枝に近づいて写真を撮りました。「また落ちたら・・・」と、かなり慎重に。「懲りてないなぁ」と我ながら思いました。 間近に見る白梅の花は、何とも言えない清楚な姿でした。 三重塔横の枝垂れ桜の蕾も、じっくりと観察してみました。境内でも一二の早咲きですが、蕾のわずかにピンク色が覗く程度。昨年も開花が遅く、25日頃に咲き始めましたが、今年もそれぐらいになるでしょう。 京都の染井吉野の見頃は、4月6日〜13日頃だそうですよ。
山茱萸の花は、早春を代表する花のひとつ。この花が咲いてきたら、いよいよ本格的な春がやってきたと感じます。あと1週間もすれば見頃になるでしょう。 目線よりも少し高いところに花が咲いているので、ちょっとだけ木登りをして・・・やはり、懲りてないです。 「この花の次はあれが咲いて、その次は・・・」と花の咲く順番はほぼ決まっていて、ラストスパートをして追い越すようなことはなさそうです。 馬酔木と同じく、足を止めてまで花を見る人が少ないのが、ちょっと残念です。
境内のあちこちに散らばって植わっているので、椿の‘旬’というイメージは少ないかも知れませんが、多くの木がこれから見頃となってきます。 今日、本堂の南側の土手の上に、3本の椿の苗を植えました。まだまだ植える予定で苗木を準備してありますので、数年後には、20種類ほどの椿がまとまって見られる場所になるでしょう。春が来るのが、また楽しみになります。 この土手も、傾斜がきつく、落ち葉があって滑りやすくて、ちょっとコワかった・・・。 さて、桜の話題に戻りますが、自坊では昨年の10月以来、十月桜がずっと咲き続けています。1輪も咲かなかった日はありません。 普通の桜は春になってわずか2週間ほど咲くだけですが、10月桜は5ヶ月間咲き続け、さらに4月頃になると、秋や冬に咲かせていた花よりも一回り大きな花を咲かせるのです。こんなに‘働き者’の桜はありません。「細い枝のどこにそんなにたくさんの蕾が隠してあるの? どこにそんなにエネルギーがあるの?」と驚くばかりです。 春のあたたかい光を浴びて、最後の大輪を伸び伸びと咲かせて欲しいと思います。毎日ありがとう。 明日からお彼岸です。そして、20日は春分の日ですよ! 美 し き 名 を 病 み て を り 花 粉 症 井上禄子
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