2/19版
昨日降った雪が、日が高くなるにつれて解けていく境内。
参列者の中には小学生らしき男の子が2人。玄関に入ってくる前からずいぶん賑やかだと思っていたら、玄関は雪だらけ。雪合戦をしながらなだれ込んできたのでしょう。 座敷に上がってもハイテンションで、そのうち縁先から雪の庭に落ちたそうで、雪の上は足跡だらけ。トイレのスリッパまで落ちていました。 大阪ではまったく雪は積もっていなくて、2人の男児のうち低学年の子は、雪が積もっているのは初めてなのだとか。大人たちも「寒い」を連発。大阪と京都でそんなにも違うものなのかと思いました。 はしゃぎすぎたその子は、とうとうお墓で父親の‘一撃’を食らって大泣き。でも、またすぐに立ち直って、ガリガリになった雪を集めて、境内で大遊びしていました。 残 雪 に 足 跡 は み な 子 供 の も の 川崎展宏
今日は市街地にはほとんど雪はありませんでしたが、境内にはまだ結構残っています。やはり、境内は少し寒いのでしょう。 昨日の雪景色は、時おり青空も出て、絶景でした。 でも、本堂の前では防災工事のフェンスが目立っていて、絶好のベストアングルの中に入ってしまいました。 今日、境内で会った人たちも、「フェンスがなかったらねぇ・・・」と残念そう。1年に1度あるかどうかの、快晴の雪景色でしたのに・・・。 一方、書院の涅槃の庭を見た職員さんは、「期待していたのですが・・・ちょっと積もりすぎですね。もっとうっすら積もったほうが、砂紋が綺麗でしょうに・・・」と残念顔。 雪によるスリップなどが原因の交通事故が54件発生したり、市内で雪で滑って転倒した歩行者と自転車の計10人が救急搬送されたりと、きれいな雪も迷惑がられ・・・。 雪が多い少ないと、人間も勝手なもの。雪が積もった時は雪が積もったようにがよろしかろう・・・。
この二十四節気は、中国の気候をもとに作られたので日本の気候とは合わない時期もあると言われますが、季節の移ろいを知るのに大いに役立ちます。 「今日は雨水ですよ」「啓蟄です」などと聞くと、境内を歩いたり見たりして感じている春の近付く予感が裏付けられる気がします。 今年は梅や馬酔木の開花なども遅れていますが、桜も平年並みか、やや遅いだろうと言われています。京都は、3月30日開花、4月6日満開(ウェザーニュース)、また3月29日開花(日本気象協会)だとか。とすると、見頃の土・日は、4月7・8日。例年通りです。 桜もいいですが、まずは静かに梅を楽しみたいですね。 心 解 く 時 く れ と い ふ 雨 水 か な 小島一恭
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