2/11版
今日は「建国記念の日」。今日・明日は連休という方も多いでしょうが、土曜日と重なっては1日損をしたようなものですね。
ふと、『早春賦』の「葦は角ぐむ」という歌詞が浮かんできたのですが、後から調べたら、ボクは大きな勘違いをしていました。 凍ってカチカチになっている様子を「角ぐむ」というのだと、これまた今日まで思っていたのです。正解は、葦が芽を出しかけている状態が、あたかも角が出てくるようだというのですね。あー、恥ずかしい・・・。 ♪ 春は名のみの風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと声も立てず … 春と聞かねば知らでありしを 聞けばせかるる胸の思いを いかにせよとの この頃か ♪ 本当にその通り! ちょうど今頃を言葉巧みに表現しています。雪国なら、なおさら春が待ち遠しいことでしょう。 境内の其処彼処に、少しずつ春の訪れを感じるようになってきました。あたたかくなるのを確かめながら、ゆっくりゆっくりと木々たちが動き出しているようです。 早 春 の 心 が 先 に あ り に け り 稲畑汀子
本堂の北側の馬酔木が咲き始めました。去年よりも遅めの開花です。 ほぼ毎日、開花していないか見て回っていて、ようやく見つけた花ですから、初めてお越しになった方にはどこに咲いているのか見つけられないかも知れません。見頃はまだまだ先です。 ここ数年、馬酔木の調子が悪く、枝が枯れたり、花数が少ない年が続いています。先日、植木屋さんに頼んで、根元に‘カンフル剤’を注入してもらいました。効果があることを願っています。 自坊の前の紅梅もほころび始めました。写真でおわかりになりますか? まだこんな程度です。 境内で一番早く開花する梅ですが、やはり梅の開花も今年は遅れています。季節予報でも、この先1ヶ月は平年よりも気温が低いという予想です。今年の春は遅れ気味かも知れません。
境内では以前から咲いていたのですが、自坊の前の‘定位置’にある株がなかなか咲きませんでした。今日は他の場所でも発見! 何だか一気に季節が進んだ感じがしています。 椿なども順次咲いてきています。 本堂の南側、墓地との境界の土手に、椿を植える作業を昨年からしています。まだまだ幼木ですが、あと10年ほどすれば、いろいろな種類の椿がたくさん花を咲かせてくれるでしょう。 気の長い計画ですが、境内のあちこちにいろいろな‘仕掛け’をして、折々にご覧いただける花の数を増やしていこうとしている途中です。いつお越しいただいても、何か花が咲いているように・・・。そうなると、ますます春の訪れが待ち遠しくなるでしょうね。 もうすぐバレンタイン! 春よりも待ち遠しい!? ふ る き よ き こ ろ の い ろ し て 冬 す み れ 飯田龍太
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