2/4版
今日は立春。今朝もきびしく冷え込みましたが、「立春」というだけで、気分が違いました。
石畳などの部分は真如堂出入りの石屋さんがいったん解体し、パイプを入れてから、また石屋さんが復旧します。太い根があるところはその下にトンネルを掘って進みます。 業者の手際はいいのですが、「この日は法要があるので、転圧の音を出さないでください」などとこちらも要望を出すものですから、すべてが順調というわけにはいきません。時々、埋蔵文化財の技官が、地層などを見に来たりもします。もし、‘何か’が埋まっていたら、工事は中断です。 ユンボが働く様子は実に愉快です。「せっかくあんなに掘るのだったら、埋める時に堆肥や土壌改良材を入れて欲しいなぁ」と思ってしまいますが、そうはいきません。ちょっと残念・・・。 来週からは自坊の前が掘り返されます。お宝でも埋まってないかな? せいぜい、ボクの引いた水道管ぐらいです。 春 立 つ と 影 が 勝 手 に 動 き 出 す 萩山栄一
今年は閏年なので366回だという意見もありましたが、一山の僧侶が30分交代で、2・3日の2日間を掛けて380回ほど読誦しました。時々間違うこともあるので、余分に唱えるのが慣わしです。 大般若転読会は、去年から復活させた行事です。 本堂裏には、ずいぶん昔から大般若経600巻が置いてありました。古い版木を見ると、かつては境内のお稲荷さんの宝前で勤めたこともあったようです。 せっかく経本があるのですし、僧衆も揃います。賑やかで人目を惹く法要でもあるので、節分会に‘華を添える’ことにもなります。そこで、復活の運びとなったわけです。 大きな声で「大般若波羅蜜多経巻第何々巻」などと唱えながら経本をパラパラと転読し、最後にまた大きな声で「降伏一切大魔最勝成就」と唱えて、経本を木箱に打ち付けます。 その声が本堂の外まで届き、「何? 何が行われているの?」と参拝者が堂内に上がって来られて、しばらくその珍しい法会に釘付けになっておられました。 張り切って声を張り上げたので、今日はちょっと声が枯れています。 この先1年間、皆さんに災いがありませんように・・・幸せがまいりますように・・・。
風邪の予防や喉にもいいとか言われますが、食べるところはあまりなく、甘露煮やジャムにするのも面倒なので、採って人にあげることが多いです。 次第に熟していい色になって来るのを見ていると、季節の移ろいを如実に感じます。 今年はインフルエンザが大流行とか。金柑はインフルエンザの予防にも役に立つでしょうか? 気温は、今日の立春を境に上がり始めます。一気に春とはいきませんが、行きつ戻りつするのもまた趣のあるものです。 さぁ、春〜よ、来い! 金 柑 の 食 べ 頃 と な る 恵 方 か な 岸本尚毅
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