新春を迎え、皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。

 東日本大震災、台風禍など大きな災害の続いた昨年でしたが、皆さんにとって、昨年はどのような年でしたか?

 ボク自身は秋に大怪我をして、無事でいること、健康でいることの有り難さを、身を以て体験した年でもありました。

 多忙に加えての怪我で、ますます更新作業に時間を費やせなくなってしまいましたが、今年も細々とでもこのページを続け、「今」の真如堂の様子をお伝えしていきたいと思っています。

 皆さまがいろいろな思いを持って、真如堂を、このページを訪ねてくださることを、こころよりお待ちしています。

 どうか今年1年、世界が平和で、皆さまが幸せな時をお過ごしになりますことをお祈り申し上げます。


  苦  沙  彌
 (竹内純照)
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■ 苦沙彌のINTERNET僧坊
     http://kusyami.com




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         真如堂には珍しい晴れ着姿の女性たち    マウスを載せれば写真が変わります
 今年の幕開けは穏やかな日となりました。去年は、大晦日の大雪が元旦の朝まで凍てて残り、ツルツル滑って歩くのが恐かったり、車がスリップしたり、大変だったことを思い出します。
 例年は除夜の鐘を撞く光景の写真を最初にご覧にいれるのですが、昨日は怪我のために欠席したものですから、写真がありません。きっと、それほど寒くもなくて、厳かでにぎやかな鐘撞きだったでしょう。
 元旦は6時から本堂で修正会。引き続いて、一山の僧侶の拝賀の集まりで明けていきます。
 8時頃に自坊に帰って、さぁお屠蘇やお雑煮をいただこうとすると、年頭の挨拶やお墓参りをする方々が次々とお越しになり始めます。お雑煮は中断しながらも食べましたが、その後はひっきりなしに人が来られ、ようやく2時過ぎに立ったまま昼食を食べました。
 これが毎年の自坊のお正月です。


         夕ぐれ近し総門 / 美しい冬木立       マウスを載せれば写真が変わります
 やっと夕方になって写真を撮ろうと境内に出ましたが、いつもよりもずっと人は多目でした。そんな中に晴れ着の女性たちを発見! 「おっ、正月らしい!」と杖で小走りに近付き、慌てて写真を撮りました。
 今日、挨拶や墓参に来られた檀家の方々の中に、晴れ着姿の人は皆無でした。二昔ほど前までは、‘お正月らしい’格好の人が多かったのですが、すっかり様変わりしました。
 晴れ着の若い女性が元旦の真如堂にお越しになるとは、あら珍しや! きっと観光客か平安神宮にでも初詣に来られたのでしょう。
 というわけで、今年最初の更新には、ほとんど写真が撮れずじまいで臨みました。‘1年の計は元旦にあり’。こんな調子の更新を続けたくはありませんが、今日はご挨拶かたがたということで・・・。
 皆さん、今年は佳き年にいたしましょう!!




      只  の  年   ま  た  く  る  そ  れ  で  よ  か  り  け  り         星野麥丘人