11/15版
今日も先週同様の‘想像更新’です。
境内には、鉦講の人たちの打つ清らかな鉦の音が本堂から響き渡ってきます。年に一度開扉され、お姿を拝することのできるご本尊も、なおさら慈愛に満ちたお姿に見えてきます。お十夜は、年中行事のうちでも、ボクが一番‘好きな’法要です。 残念ながら、今年は日取りの関係か、あるいは紅葉には早いと思って出控えた人が多かったのか、参拝者が少なく、ちょっとさみしい結願法要でした。
子供たちにとって、今日のお練りのコースは、決して短いものではありません。それを、はき慣れない草履を履いて、袴などの衣装を着け、男児は烏帽子、女児は冠をつけて歩かなければいけないのですから、大変です。 正面の階段を上がる頃から着崩れしたり、被っているものが落ちたりと、引率のお母さんやおばあさんたちも大変。本堂に入って、鉦の音のあまりの大きさに驚く子、そのうちにそれが子守歌のようになって寝てしまう子など、いろいろな‘ドラマ’があります。それもまた、この御練りの面白さです。 お十夜法要が終わると、境内の紅葉も徐々に見頃に近づいていきます。 紅葉の見頃は、今月末〜来月初め頃でしょう。慌てずにお越しください。 七 五 三 石 段 の 数 声 出 し て 吉田政江 写真をご提供くださったNanaさんに深謝申し上げます。
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