10/23版
順延になった時代祭が行われた今日、朝早くは秋晴れの爽やかなお天気だったものの、昼前から時おり時雨れる安定しないお天気でした。週末になるとお天気が定まらないこの頃です。
その後、子供和太鼓や獅子舞、女性たちによるよさこい演舞の奉納などが行われ、御神輿はまた神社に戻って行きました。 神社の神主さんや世話役の数人は、お十夜の鉦講としても来てくださっている方。御神輿を担ぐ人などにも、町内の人や知り合いがたくさんおられて、ローカル色いっぱい。目一杯張り切っていた‘オヤジ’さんたちは、さぞかしお疲れのことでしょう。 参拝や太鼓や踊りの奉納の間も時雨が案じられる、秋の佳き日でした。 秋 祭 り 思 わ ぬ 人 に 逢 い に け り 久保田一豊
過去30年の統計では、今頃の「晴れ」の出現率は8割以上なのですが、週末になるとかなり本格的な雨に見舞われます。そうこうしながら、毎日、平均では0.2度ほどずつ気温が下がっていきます。 今の時期の乾燥は、紅葉のためにはよくありません。たっぷり水分を含んだみずみずしい葉は、やがて美しい紅葉を見せてくれるに違いありません。後は冷え込みだけです。 21日に発表された1ヶ月予報では、気温は平年よりかなり高くなる可能性があるとのこと。雨はほぼ平年並みですが、日照時間は少し短そうです。今年の紅葉のピークは、12月初めでしょうか? 今のところ、きれいな紅葉はちょっと期待薄? 境内の木々も少しずつ色付いて来ています。澄んだ真っ赤な紅葉を見せて欲しいなぁ〜
去来の句碑の横に咲く石蕗はちょっと太すぎて、風情に欠けます。植えてくれた植木屋さんに「太すぎる」とクレームを言うと、植木屋さん自身も同じ感想の様子。 でも、今日は「これは何という花ですか?」と尋ねる人がありました。「つわぶき」ですと答えると、「蕗の一種ですか?」と重ねて来られたので、「蕗とは違いますが、食べられます」とお答えしました。石蕗とはいうものの、「キク科」。沖縄では「ちぃぱっぱ」とも言うそうです。雀の学校♪のようです。 最近、寺務所は銀杏臭くて堪りません。職員さんが境内の銀杏を拾ってきて、寺務所の庭で皮を剥いているのです。 境内には銀杏の木が3本あり、1本は大きな実が、もう1本は小粒の実がなります。残る1本は例年不作です。 ここ数日は地面が黄色くなるほどの実が落ちています。近所の人も拾いに来て、中には寿司屋の大将もいます。「拾って帰って商売に使うのなら、茶碗蒸しぐらい持って来い!」と請求しようと冗談で言っています。 皮を剥いた銀杏は、やがて本堂の窓口でお分けしますが、予約も入るほどの人気もの。銀杏剥きよりも掃除に熱意を注いで欲しいのですが・・・。 ボタボタと銀杏の落ちる音にも、秋を感じる境内です。 銀 杏 を 拾 ふ 名 画 の 農 夫 め き 高田令子
|