10/15版
昨日はずいぶん雨が降りました。今日も朝方に少し降りましたが、日中は時折パラパラ降る程度でした。
でも、「紅葉」というにはまだまだ早過ぎます。ほとんどは緑がちですから、どうか慌ててお越しになりませんように。 10月ももう折り返し。1ヶ月後には、少し早いとはいえ、紅葉も見られます。これからどんどん紅くなっていくのですね。 最近は、事務的にも、境内の作業も、紅葉期の準備のために多くの時間を割くようになりました。そういう意味では、もう‘紅葉’は始まっています。 「今年の紅葉はどうですか?」という質問も、毎日受けます。 あまり当てにはなりませんが、気象予報会社などでは、今年の紅葉は、9月下旬までの気温が高かった影響で例年よりも遅れ、嵐山の見頃は12月上旬と予測しています。 真如堂は境内を紅葉のピークが移動していきますので、例年通り11月下旬〜12月上旬にお越しいただければ間違いはありません。さて、きれいかどうか・・・ 眞 青 な る 紅 葉 の 端 の 薄 紅 葉 高浜虚子
本堂裏の 先日、絵による歳時記を雑誌に載せるにあたって真如堂の山茱萸を紹介したいという問い合わせがありました。真如堂のホームページには「11月〜12月がきれいだ」と書いてあったと言われたので、「ちょっとずれているのでは?」と思って今日見に行ったら、山茱萸の実は既に真っ赤。寒くなるにつれて透き通ってきて、宝石のように美しくなっていきますが、もう十分見頃です。すぐにホームページを修正しました。 境内の銀杏も、毎日たくさん落ちてきます。職員さんの一人は、それを拾って皮を剥くのに大忙し。専用の洗濯機が活躍していますが、臭くてたまりません。これも季節を感じさせる‘イベント’です。
控え目に葉っぱに隠れ、じっと下を向いて咲くので、なかなか写真に撮りにくいのです。近頃の女性とは大違い? この生垣は、おそらくは自家製茶を作るために植えられたのでしょう。煎茶は難しくても、鍋で煎れば番茶ぐらいは作れます。やってみられますか? その垣根の中に、今年、蕎麦を1株移植しました。ちょっと一輪挿しなどに使えます。蕎麦の花はごく小さいのですが、よく見ると可愛いのですよ。繁殖力が旺盛なので、数年先にはたくさん咲くようになるでしょう。 考えてみれば、ボクが真如堂の執事になってから、ずいぶんたくさんの種類の木や草を植えました。これからは年々歳々、それらが咲いてくれるでしょう。1年が巡り巡るのが楽しみでもあります。 さぁ、境内をゆっくり散策して、秋の深まりを実感しましょう! 茶 の 花 の 雨 を 含 め る 白 さ か な 鈴鹿野風呂
|