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               「引声」の看板と藤袴 / 小雨の境内    マウスを載せれば写真が変わります

 昨日はずいぶん雨が降りました。今日も朝方に少し降りましたが、日中は時折パラパラ降る程度でした。
 明日は爽やかな秋晴れになって、過ごしやすい陽気という予報。「更新は明日にしようかなぁ。晴れたほうが写真もきれいだから・・・」とは思いましたが、明日のことはわかりません。また何か急用が出来るかも知れないので、小雨決行!です。
 さすがは行楽シーズン。天気が良くないものの、今日は団体拝観も少しあって、団体が来た時は境内がワァーッと賑やかになっては、帰るとまたひっそりという感じでした。
 いま、知恩院などでは「然上人800年大遠忌」が行われ、法然上人のご遺徳をしのぶために、全国各地からたくさんの方が参拝にお越しになっています。
 法然上人は真如堂に参籠した時、ご本尊から「ただ頼めよろづの罪はふかくとも わが本願のあらんかぎりは」という歌を授けられたといい、真如堂の法然上人の霊場にもなっています。そういう関係から、遠忌に来られた方々が真如堂にお参りになることがあるわけです。
 急坂を上がって来て、他のお寺と間違ったことに気が付いて帰って行ったお寺の団体もありました。ご苦労さまでした。
 14〜16日は、本堂で「引声阿弥陀経会」が修せられています。参列者はごくわずか。今朝は、本堂の前に置いてある藤袴目がけて来浅葱斑あさぎまだらがフワフワ飛んでいるのが、読経をしている本堂の中から見えました。


   まだらに色付いてきた木々 / 紅葉した百日紅。晴れていたら・・・ マウスを載せれば写真が変わります
 境内は少しずつ色付いて来ています(こんな写真は、天気のいい日に撮れば、すごくきれいなのですが・・・)。
 でも、「紅葉」というにはまだまだ早過ぎます。ほとんどは緑がちですから、どうか慌ててお越しになりませんように。
 10月ももう折り返し。1ヶ月後には、少し早いとはいえ、紅葉も見られます。これからどんどん紅くなっていくのですね。
 最近は、事務的にも、境内の作業も、紅葉期の準備のために多くの時間を割くようになりました。そういう意味では、もう‘紅葉’は始まっています。
 「今年の紅葉はどうですか?」という質問も、毎日受けます。
 あまり当てにはなりませんが、気象予報会社などでは、今年の紅葉は、9月下旬までの気温が高かった影響で例年よりも遅れ、嵐山の見頃は12月上旬と予測しています。
 真如堂は境内を紅葉のピークが移動していきますので、例年通り11月下旬〜12月上旬にお越しいただければ間違いはありません。さて、きれいかどうか・・・




     眞   青   な   る   紅   葉   の   端   の   薄   紅   葉          高浜虚子






              雨に濡れる山茱萸の実 / 野仏と柿      マウスを載せると写真が変わります
 木々の葉が色付くのに先立って、木の実などが秋の深まりを知らせてくれてします。
 本堂裏の山茱萸さんしゅゆの実が、もう真っ赤に色付いています。
 先日、絵による歳時記を雑誌に載せるにあたって真如堂の山茱萸を紹介したいという問い合わせがありました。真如堂のホームページには「11月〜12月がきれいだ」と書いてあったと言われたので、「ちょっとずれているのでは?」と思って今日見に行ったら、山茱萸の実は既に真っ赤。寒くなるにつれて透き通ってきて、宝石のように美しくなっていきますが、もう十分見頃です。すぐにホームページを修正しました。
 境内の銀杏も、毎日たくさん落ちてきます。職員さんの一人は、それを拾って皮を剥くのに大忙し。専用の洗濯機が活躍していますが、臭くてたまりません。これも季節を感じさせる‘イベント’です。


         ‘下向き’なお茶の花 / カワユイ! 蕎麦の花    マウスを載せると写真が変わります
 本堂裏の生垣のお茶の木に花が咲いています。雄蘂が黄色くふんわり膨らんだ、白く重たそうな花です。
 控え目に葉っぱに隠れ、じっと下を向いて咲くので、なかなか写真に撮りにくいのです。近頃の女性とは大違い?
 この生垣は、おそらくは自家製茶を作るために植えられたのでしょう。煎茶は難しくても、鍋で煎れば番茶ぐらいは作れます。やってみられますか?
 その垣根の中に、今年、蕎麦を1株移植しました。ちょっと一輪挿しなどに使えます。蕎麦の花はごく小さいのですが、よく見ると可愛いのですよ。繁殖力が旺盛なので、数年先にはたくさん咲くようになるでしょう。
 考えてみれば、ボクが真如堂の執事になってから、ずいぶんたくさんの種類の木や草を植えました。これからは年々歳々、それらが咲いてくれるでしょう。1年が巡り巡るのが楽しみでもあります。
 さぁ、境内をゆっくり散策して、秋の深まりを実感しましょう!




     茶   の   花   の    雨   を   含   め   る   白   さ   か   な          鈴鹿野風呂