10/7版
暑くもなく、寒くもなく、少し風の吹くさわやかな秋晴れの日でした。
でも、今日はまだ人も少な目で、境内を歩く人をちらほら見かける程度。紅葉シーズンが来る前に済ませておきたい木々の剪定に植木屋さんが来てくれましたが、通りがかる人をさほど気にしなくても出来るくらいでした。 人だらけの紅葉シーズンよりも、今の季節はゆったりしていていいですねぇ。暑い夏は茶所前に姿を見せなかった猫が、今日は久々に長くなっていました。 明日からは都大路の車も増えそうです。どこへも出かけずに、境内でぼーっとしていたいですねぇ。 秋 晴 の ど こ か に 杖 を 忘 れ け り 松本たかし
本堂の前や自坊には鉢植えが、本坊には地植えの藤袴がありますが、それを目がけて浅葱斑が、ほぼ毎日、1匹であるいは2匹来てくれます。 今日も本堂の前に来ていたので、何組もの観光の方に、「これは浅葱斑といって、滅多に見られない蝶ですよ。藤袴を目がけてやってくるのです。日本と南西諸島や台湾の間を往復している渡り蝶です」などと説明させていただきました。 ふわりふわりと飛ぶその様、近づいても逃げない‘人なつっこさ’が大人気で、代わる代わるその姿をカメラに納めておられました。 萩も見頃、酔芙蓉も毎日咲き続けています。 人混みの嫌いな方は、ぜひとも真如堂にお越しください。ひょっとしたら、浅葱斑と出会えるかも知れませんよ! わ が 袖 に ふ と 現 は れ し 秋 の 蝶 高浜虚子
|