9/8版
大きな爪痕を残した台風12号。その台風が通り過ぎてから、気候が一気に変わりました。
最近、寺務所には旅行会社のパンフレットの校正依頼などがたくさん来ます。旅行誌は少しピークを過ぎました。 中にはずいぶん無理な旅程もありますし、11月初旬や12月半ばでも紅葉ツアーが企画されています。年によって紅葉は違うというものの、そんな頃に京都市内で紅葉が見られるわけがありません。旅行誌はデタラメなことが往々にしてあります。そして、10月に入って、「そうだ 京都、行こう。」という真っ赤なもみじのCMが流れると、フライングして来られる方が急に増えます。 あと2ヶ月余もすると、人で溢れるようになる境内。今日は静かで、木陰で過ごすにはもってこいの日でした。 一 米 四 方 も あ れ ば 虫 の 村 五味 靖
ご存知の通り、朝は白かった花が、昼には薄いピンク色に、夕方には濃いピンクに変わっていきます。 「明日は4つ咲くなぁ」などと、仕事を終えて帰宅する職員さんが、毎日数えています。色が変わる様子がとても面白いですし、やわらかな花弁が何ともやさしげで、花のライバルが少ない今は、大きな人気を集めています。 人気に乗じて、今年さらに2株増やして地植えし、他に植木鉢で育成しているものが11株あります。数年後には、きっと真如堂の見どころの一つになっているでしょう。 1日中粘って、あるいは朝お越しになった後、夕方にもう一度戻ってきて、色の変わる様子をお楽しみください。そんなことしていられませんよね・・・。
大雨と首相退任で2回放送が流れたので、実際はどのように紹介されたのか知りませんが、やはりテレビの力は京都だけのローカル放送でも大きいものでした。 木槿は今月いっぱいは咲いてくれるでしょう。本当に長い間、ありがとう。 茶所前の西洋朝顔ヘブンリーブルーはまだ一輪も咲きません。急遽、代わりに植えた朝顔が、小輪ながら毎日10輪ほど咲いています。ただ、開いているのは朝のわずかな時間だけですので、ご覧になれる方は少ないでしょう。 実は、ヘブンリーブルーを見に来てくださる方が、結構おられるのです。まだ育て初めて日が浅いのですが、いつの間にか真如堂の見どころの一つに? せっかく来ていただいたのに、「あれっ? 咲いてない・・・」と残念そうに帰って行かれるのが申し訳なくて・・・。 昨日、「残念ながら、今年は西洋朝顔(ヘブンリーブルー)の栽培に失敗し、例年のような真っ青な花をご覧いただくことができません。来年は、鮮やかな青色の花を皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいと思います」などという札を掲示しました。本当に残念です・・・。 さて、12日は中秋の名月。今年は6年ぶりに満月だそうですよ! ぜひ、ご覧ください! 重 陽 の 夕 焼 に 逢 ふ 幾 た り か 阿部みどり女
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