8/6版 




                 朝の斜めの光差す境内         マウスを載せれば写真が変わります

 朝方まで雨が降っていたようで、朝一番の境内の木々には雨粒がたくさん付いていました。
 そこに、何者にも邪魔されない、ストレートな陽の光が差し込んで、木々の葉は新緑のように輝き、雨粒もキラキラと光っていました。真夏とは思えない、とても清々しい光景でした。
 午前中は、時おり入道雲や雨雲のような雲が出ましたが、次第に快晴へ。日の当たるところにいるとジリジリと焼け付くようでしたが、日陰にいると風もあって、思ったよりは過ごしやすかったです。
 昨日は、あっちで降ったかと思えば、今度はこっち。ゲリラ雨の1日でしたが、天気は次第に安定してくるそうです。
 8日は立秋。暑さを表す言葉が「残暑」へと変わっても、内容は同じ。しばらくは酷暑との戦いが続きそうです。


    真っ青な空。電線は近日撤去予定 / 新緑のように清々しい緑  マウスを載せれば写真が変わります
 自坊では、少し早いですがお盆の棚経が始まっていて、朝早くに出かけて夕方に帰るのが日課となっています。
 そのため、写真を撮れるのは早朝か夕方。昼間はいないので、境内の様子がまるでわかりません。  朝は清々しい光景だったので、夕方にはぜひとも夕焼けを撮りたいと思っていたのですが、西の空は赤くならずに暮れていってしまいました。
 早朝、庭のセキュリティーにセンサーが何かを感知してサイレンがなりました。駆けつけてみても、何もナシ。
 最近、境内に来るカラスがとても増えているですが、その原因として考えられるのは蝉。蝉を狙って集まって来ているようなのです。センサーに感知されたのも、おそらくカラスでしょう。
 以前は、こんなにもカラスが蝉を狙うことはありませんでした。蝉が貴重なタンパク源であることは想像できますが、カラスがどんどん貪欲になっているのかも知れません。
 お孫さんを連れて蝉取りに来られる時は、どうかお気を付けください。




     八   月   の   し   ず   か   な   朝   の   出   来   事   よ          鳴戸奈菜





                 炎暑に有り難い木槿花       マウスを載せると写真が変わります
 毎週、木槿むくげの花ですが、境内に咲く花は、今はこれしかありません。
 朝咲いて夕方には萎んでしまう一日花ですが、一枝切ってきて花瓶に投げ入れると、その場をピシッと引き締め、品種によっては華やかに、あるいは落ち着いた雰囲気にしてくれる、とても有り難い花です。
 境内にはもともと10種類ほどの木槿がありましたが、昨年、5種類ほどの幼木を植えましたので、数が増えました。それぞれに趣のある花です。
 さて、お盆が近づいて来て、7日の日曜日頃から墓参の方も増えてくるでしょう。普段お参りされない方でも、「お盆だけは…」とお参りされるのも不思議です。
 さぁ、これからの10日間はボクにとっては体力と気力の勝負です! どうか、少しでも暑いのが収まってくれますように・・・。




     片  蔭  を  う  な  だ  れ  て  ゆ  く  た  の  し  さ  あ  り        西垣 脩