7/15版
「灼熱地獄」というのは大袈裟すぎますが、とにかく「熱い」日が続いています。
ガランとした境内にいると、祇園祭などどこ吹く風。緑陰の心地よさには捨てがたいものがあります。 でも、今日はベンチで横たわる人の姿さえ見えない日でした。 力 無 き あ く び 連 発 日 の 盛 り 高浜虚子
あまりにも綺麗なので、「蓮が咲きました」「蓮が咲いていますから、どうぞ」などと、いろいろな人に声を掛けています。 蓮の花は4日間で咲いて散っていきます。1日目は、少し花弁が開き、また蕾に戻っていきます。2日目は満開になり、そしてまた蕾の状態に戻ります。3日目はさらに最大に開き、完全には閉じられるに夜をむかえます。そして4日目。完全に開き散っていきます。 今日は1日目、2日目、3日目、それぞれの蓮の花が見られました。それぞれに美しく、また早朝から次第に開いていく様子を見ているのも 、‘生きている'ということが如実にわかって、情趣が感じられます。 暑い盛りに、あんなにも大きな花が凜として咲いている様子には、心を洗われる気がします。蓮、大好きな花です。
10種類ほどが植わっているのですが、どの木も花を咲かせ、一重、八重、白、赤紫、ピンクなど、いろいろな花が楽しめます。 夏が得意のはずな木槿も、シャキッとした花を咲かせるためには、たっぷりと水が欲しそう…。少し花がいじけているように見えます。 緑濃い盛夏の境内に花を見つけると、心に水を得た気がして潤いますが、木々たちはイメージではなく、本当の水を欲しがっています。雨、早く降ってくださぁ〜い。 皆さん方も、たっぷりと水分を補給なさってくださいね。どうか、ご自愛ください。 歩 を ゆ る め 木 槿 の 花 の 白 感 ず 村越化石
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