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        雨の合間、空気の澄んだ本堂前 / 緑重なって暗く   マウスを載せれば写真が変わります

 日に日に梅雨も本格化。朝から、いつ降り出してもおかしくないような空模様でしたが、「もう我慢できない」とばかりに、3時頃、スコールのような雨が降り、パッと止みました。
 でも、気象台の降水量は「0」。どうやら、局地的な雨だったようです。
 夕方6時頃より雨は本降りに。これからが本番です。
 緑も深くなってきた境内に、人影はまばら。訪れる人は少ないですが、案外観光客や地元の人ではない人が多そうでした。今頃どうしてなのでしょう?
 夕方近くなると、木の下は薄暗くなって、雨に濡れた木の枝も垂れ下がり、プチ深山幽谷のよう。それもまた風情のある景色でした。


         ビオラさん、長い間有り難う / さぁ、大きくなぁれ!   マウスを載せれば写真が変わります
 今日、茶所前の‘花壇’の模様替えをしました。
 2月末に植えたビオラは、ずいぶん長い間きれいな花を楽しませてくれました。ホームセンターの特売品でしたが、立派に育ち、毎日ずっと咲き続けてくれていました。
 まだ花が残っていましたが、今日、掘り上げてプランターに移し、西洋朝顔を植えて、支柱などを立てました。夏〜秋バージョンです。
 昨年、この‘花壇’周辺に手を加えてきれいにして以来、朝顔〜小菊〜ビオラを育て、今日で一巡したわけです。
 今日植えたのは、もちろんヘブンリーブルー。2008年に初めて植えて以来大人気で、夏のこの場所の定番となりました。
 でも、植えているものは、毎年、微妙に変わっているのですよ。
 最初の年はヘブンリーブルーのみ。次の年は、ヘブンリーブルーが主で、白の混ざったフライングソーサーが加わっていました。去年はヘブンリーブルーの早咲き種のアーリーヘブンリーブルー。そして今年は、アーリーヘブンリーブルーが主で、少しヘブンリーブルを加えました。まだまだ試行錯誤中なのです。
 「また、今年も水やりしますよ」と、楽しみに待ってくださっている朝の散歩のお年寄りたちもおられます。今年も8月中頃から11月初めまで、数え切れないほどたくさんの花で皆さんを楽しませてあげてくださいね。




      朝   顔   の   蔓   の   自   由   の   は   じ   ま   り   し          稲畑汀子





        まだ咲きません、菩提樹 / 芳しい香りを放つ櫨の花    マウスを載せると写真が変わります
 今日も、「菩提樹は咲いていますか?」「いつ咲きますか?」という電話が何本もかかってきていました。今日来られた方のうちの何人かは、この菩提樹の花を見に来られた方かも知れません。
 菩提樹はまだ咲いていません。かなり遅れていて、開花は来週半ば頃? 盛りは18日頃ではないでしょうか?
 菩提樹の花が咲いたことは、少し離れたところからでも香りでわかります。甘い独特の香りがするのです。
 それに先だって、今、境内で香っているのは櫨の花の香り。香りのよさでは、菩提樹に勝っています。
 三重塔の南側と吉祥院の前の2本があり、今、共に満開。花自体は小さくて地味な色なので、あまり目立ちませんが、芳しい香りに誘われて集まってきている無数の蜜蜂の羽音の大きさには驚かされます。
 櫨の蜂蜜はさわやかな香りが特徴とか。一度食してみたいものです。


    色付いてきた鐘楼脇の紫陽花 / 神秘的にさえ見える額紫陽花 マウスを載せると写真が変わります
 紫陽花の花も次第に色づいてきました。今月半ば以降が見頃でしょう。
 拝観順路の中の、本堂から書院へ向かう渡り廊下にある蹲の脇に植わっている額紫陽花の何ともきれいなこと! 少し薄暗くなった夕方、雨に濡れて青く輝く様子は神秘的でもあり、何だか別世界に来たような気持ちになりました。
 植わっているのは七段花や濃紫という早咲きの額紫陽花。おまけに今日はオレンジ色の小さな百合まで咲いて、もう最高です!
 ここに紫陽花などを植えて4年。植木屋さんに「ないほうがスッキリするのではないですか?」と言われつつも聞き入れずに育てた甲斐があって、小さかった株も立派に育ち、こんなに素晴らしい色の花を咲かせてくれました。
 説明係の職員さんには、「この場所をちゃんと見てもらってください」と、少々押しつけがましく頼んでいます。先日も、職員さんが「紫陽花が綺麗だったでしょう?」と若い女性の拝観者に尋ねたところ、「どこにありましたか?」と言われたので、もう一度戻って見てもらうという一幕もありました。いや、本当にきれいなのですから!
 雨降りは億劫ですが、雨もまた楽し。雨を楽しめるような心の余裕があるといいですね。




     紫   陽   花   の   色   の   か   け   こ   む   書   院   か   な          小宮山勇