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                日傘必携の夏日 / 若葉繁る      マウスを載せれば写真が変わります

 最高気温28.6度の暑い日でした。気象データーでは、朝8時から17時までの日照時間は、ずっと毎時「1.0」。つまり、日が陰ることはまったくなかったということ。まさに快晴です!
 でも、晴天は今日まで。明日は晴雨兼用の傘が活躍しそうで、来週はお天気も崩れ気味とか。あと2週間もすれば梅雨。いい季節って、本当に短いですねぇ。
 桜の季節に始まり、連休〜葵祭と、先週までは人も多かったのですが、今日の境内は人影も少なく、ひっそりとしていました。
 たまに訪れる人もずいぶん暑そう。女性には日傘が必携の日でした。でも、日陰に入ると何ともいい感じ。気温は高くとも、空気が乾燥してカラッとしていました。


          ♪ お弁当楽しいな ♪ / 端正に揃う若葉たち     マウスを載せれば写真が変わります
 こんな日は、緑陰が楽しめます。親子連れが木陰でお弁当を広げていましたが、さぞかし美味しかったことでしょう。
 ベンチで寝転がっている人もいました。
 緑は先週よりもさらに色が濃くなりました。でも、まだ「新緑」。蚊も飛び始めましたし、毛虫なども姿を見せるようにはなりましたが、まだそれほどではありません。
 つつじも終盤、長い間咲いていた馬酔木も終わりました。一つの季節が終わり、次の季節へと移ろっていく時かも知れません。




      新  緑  に  吹  き  も  ま  れ  ゐ  る  日  ざ  し  か  な         深見けん二





      茶所の屋根の上から見た伽藍 / 笑う大文字山    マウスを載せると写真が変わります
 境内の「茶所」の屋根に、テレビのアンテナを付けるために登りました。
 滅多に登ることはないので、カメラを持参。屋根の上をあちこち移動しながら、‘記録写真’をパチリ!
 いつも下から眺めているもみじを上から俯瞰するのには、また違った趣がありました。
 それほど面白い光景はありませんでしたが、ゆるやかな勾配の広い屋根の上では、ゆったりのんびり過ごせます。ここから大文字の送り火を見るのもいいでしょうねぇ。
 大文字山の山肌が、椎の木の新芽の色に覆われて、ボコボコとしていました。
 椎林の拡大は、ガスや電気の普及に伴って柴刈りなどをしなくなったことや松枯れによって、ここ50年で急速に進みました。最近では、環境を守るために椎の伐採作業などが行われています。


        菩提樹の新緑は美しい / 花がなかったので新緑    マウスを載せると写真が変わります
 花が一時的になくなってきた境内。次に咲くのは紫陽花でしょうか。蕾が少し膨らんでいますが、今年はいろいろな花がほぼ1週間〜10日ほど遅れ気味。紫陽花も遅れるでしょうね。
 本堂前の菩提樹も蕾がはっきりとしてきました。あと3週間ほどで見頃を迎えるはずですが・・・。
 明日は「小満」。
 小満とは、万物が次第に成長して一定の大きさに達して来る頃。秋に蒔いた麦などの穂がつく頃で、ほっと一安心(少し満足)するという意味だそうです。二十四ある節気の中でもあまり目立たない存在ですね。
 新芽の伸びが一段落したら、刈り込み作業が忙しくなってきます。草木の匂いに包まれながらの作業も気持ちがいいものですが、毛虫たちも若い葉が大好きなので困ります。
 新緑が美しくて爽やかな季節が行ってしまわないうちに、思う存分お楽しみくださいね!




       押  さ  へ  て  も  ふ  く  ら  む  封  書   風  薫  る          八染藍子