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連休が始まりました。京都市内でも、高速道路に通じる道などが少し混雑しているようですが、何となく、例年の連休のような活気は感じません。
「紅葉の頃もいいですけど、新緑もいいですね」という声を、今日は何回か聞きました。もちろんです! 新緑は気分も清々しくしてくれますし、リフレッシュ効果も満点! その中に身を置いているだけで、何かが浄化されていくような気もします。 そんな境内ですのに、訪れる人はまばら。もったいないですねぇ。 5月2日は八十八夜、6日は立夏。「八十八夜の忘れ霜」「さつき寒」という言葉があるように、朝夕はまだ少しヒンヤリすることもありますが、夏はもうすぐそこです。 新緑は緑だけでも数色。そこに赤や黄、からし色までがない交ぜになって、青空に映える光景は本当にきれいです。もう少し季節が進むと、色が集約されていきますから、微妙な色合いを楽しむのなら、今が最高の季節かも知れません。 八 十 八 夜 草 の 匂 ひ の 猫 を 抱 く 坂本敏子
つつじや藤の花も咲き始め、甘い香りに誘われた蜂たちが飛び交うようになってきました。 鐘楼の周りの八重桜は盛りを少し過ぎ、木の下は花びらの絨毯のよう。「あそこで寝転んだら、どれほど幸せな気分に浸れるだろう・・・」と想像するだけで幸せです。 馬酔木と 椿は終盤。シャガや山吹は盛り。でも、山吹は今年はちょっと不調。わずか1ヶ月で境内の景色は一変しました。春ってすごいですねぇ〜
先日、庭掃除をしていたら、甘〜い香りが漂ってきました。「あっ、咲いた!」と思わず見に行くと、咲いていました また、自坊の前の原っぱではレンゲ草が満開です。昨年に種を蒔いたのが、冬を越して開花したのです。 レンゲが育つと同時にその他の草もすくすく育っていますが、せっかくのレンゲを刈ってしまうはもったいないので、掃除はおあずけです。 通りがかりの人が、「あっ、レンゲだ!」と喜んでおられました。レンゲの花の群生の上で寝てしまいたい衝動にも駆られます。何気ない花ですが、郷愁を誘う花かも知れません。 境内は、当分の間、新緑といろいろな花に包まれています。どうぞお越しください。新緑、いいですよ! 急 ぐ 用 あ る か と 問 は れ 春 の 暮 奥坂まや
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