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               青空に椿の正面参道 / 晴雪混在     マウスを載せれば写真が変わります

 この写真をご覧になったら、「今日の京都はとてもいい天気だったのだなぁ」とお思いになるでしょう。
 ところが、ところが、さにあらず。晴れているかと思っていたら、すぐに吹雪に。吹雪きながら晴れているかと思ったら、一気に快晴に。夕方近くまで、そんな天気の繰り返しを何度したことでしょう。
 ボクも、「あっ、晴れてきた」と思ってバイクで出かけたら、すぐさま吹雪いてきて、びしょ濡れ。帰りも似たり寄ったり。こんなにも気まぐれな天気は、年に何回もありません。
 時には風もとても強く吹き、最高気温は8.8度止まり。体感的にはもっと寒い気がしました。それでも、やはりもう春ですねぇ。気温や吹雪く様子は冬と同じでも、目に入る木々の様子や陽の光の色が違います。
 境内を行き交う人の姿も少し多目の、春の盛り間近の、肌寒い1日でした。





        下  萌  え  て    土  中  に  楽  の  お  こ  り  た  る          星野立子






          初咲きの枝垂れ桜 / 目を惹く色の「花の木」の花  マウスを載せれば写真が変わります
 遅れていた桜が咲き始めました! 去年よりも1週間以上遅い開花です。
 といっても、咲いているのは三重塔脇の枝垂れ桜がわずかに3輪だけ。染井吉野はもちろん、縦皮桜もまだ咲いてはいません。
 それでも天気予報では、今年の染井吉野の開花は平年並みか平年よりも少し早いと予測していて、京都市では3月29日と平年よりも2日早め。もっとも、去年よりは10日遅め。去年が異常に早かったのですね。
 今日は境内の会館で、桜の開花を見込んだ同窓会が行われていましたが、幹事さんは出席した皆さんから責められていたそうです。
 真如堂の境内で染井吉野が咲き出すのは30日頃。満開は4月8日頃になるのではないでしょうか。
 桜ももちろんきれいですが、今からしばらくの間見頃を迎える「花の木」の花も見逃せません。
 境内には10本ほどある「花の木」ですが、雌雄異株なのと、微妙に種類が違うのか、花の咲き具合や時期も多少違っています。
 境内にお越しになって、枝先に見慣れない紅い新芽のような花のようなものが付いていたら、それがたぶん「花の木」です。陽の光に透かして見ると、なお一層花の色がきれいです。お見逃しなく!


          いいわぁ〜 椿 / 山茱萸はややピーク過ぎ    マウスを載せると写真が変わります
 椿がきれいです! 1枚目の‘表写真’でも大きな椿がたくさんの花を咲かせていますが、境内の彼方此方でいろいろな種類の椿が咲き競っています。
 今年になってから、「太郎冠者」「桃太郎」「紅妙蓮寺」など、10種類ほどの椿を新たに境内に植えました。まだ小さな株ですが、数年先のこの季節が楽しみです。
 この他にも、境内はいろいろな花でいっぱいになってきました。
 今が盛りの山茱萸さんしゅゆ馬酔木あせび、終わりかけの紅梅・白梅や寒椿、植えたばかりの小さい木ですが、赤いみつまたや玄海つつじ、水仙・・・。来週には、これに桜が加勢します。
 本堂では、修復なった大涅槃図が、4月4日の午後3時過ぎまで特別公開されています。桜と大涅槃図をご覧いただける来週末は‘お得’です! ぜひ、お参りください。





     花   よ   花   よ   と    老   若   男   女    歳   を   と   る          池田澄子