3/18版
昨夜から断続的に雪が降ったのか、朝起きてみると、屋根の上や木の葉などに1センチほどの雪が積もっていました。
もみじの枝は赤みを増し、桜の蕾もかなり膨らんで来ました。でも、去年と比べると、何もかもが1週間ほど遅れています。 寒いながら時おり陽も差した今日、境内を歩いていて、「花の木」の紅い花色に気が付きました。葉が出る前の真紅色の花が美しいところからその名がありますが、まだ出始めでもとても綺麗! 一気に「春」を感じました。 去年はいろいろな木々の苗を求めて境内に植えましたが、昨日は池の端に植えた玄海つつじが咲いているのに気が付きました。三ツ葉つつじのような色と形の、京都では珍しい種類です。 鉢で育てていた赤花三椏が花を咲かせてきたので、先日慌てて地に降ろしました。まだ小さな木ですが、早く大きくなってくれないかと待ち遠しいです。
「今は何が見頃ですか?」と聞かれたので、「山茱萸と馬酔木ですね」と迷わずお答えしました。 咲いている花の名前を、考え込まずに答えられる季節がやってきたことを、改めて思いました。 水仙は絶好調! 椿もいい感じになってきました。白梅、紅梅、寒椿・・・。あと1週間すれば、もっと増えているに違いありません。枝垂れ桜の開花もお伝えできるかも知れません。 でも、こちらは寒くてもまだまだ大丈夫。どこよりも真っ先に、あたたかい陽の光が、春が、被災地に届くことを願ってやみません。不安な毎日を過ごしておられる方々のお気持ちが、少しでも安らぎますように・・・。 枯 色 に 山 茱 萸 の 黄 の 新 し や 高木晴子
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