3/12版
東北地方太平洋沖地震を被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
自坊の前の白梅は、2本とももう終盤。風が吹くと花吹雪になります。 元三大師堂の前の白梅は、お堂の前に紅白の梅が揃い咲くようにと、職員さんが実生の苗を植えたものですが、まだ蕾が膨らんでもいません。ごく普通の白梅のように見えるのですが、かなりの晩熟です。 墓地にも梅の木が2本並んであります。写真ではよくわかりませんが、右端に見える木のほうが少しピンクがかっています。 梅の花を背に抱えて墓地を見渡し、三重塔や比叡山、境内の季節の移ろいも見ることができるお地蔵さまは、さぞかし気分もよろしかろう。少し代わっていただきたいものです。 馬酔木もよく咲いて来ました。でも、あまり目立たないので、足を止めて見る人はほとんどおられません。せっかくですから、見てあげてくださいね。
自坊の胡蝶侘助がきれいに咲いてきました。猪口のような花の形、紅と白の色の取り合わせが何ともいえません。 「侘助」という名は、文禄・慶長の役の時、侘助という人物が朝鮮半島から持ち帰ったからだとか、利休と同時代の茶人の名前だとか、諸説あるそうですが、何ともピッタリな名前のように思えます。ボクの大好きな花のひとつです。 鐘楼堂の周りの水仙も、よく咲いて来ました。余った水仙の球根をどうしようかと考えた末、人に踏まれる可能性のない、邪魔にもならない、咲きそろったらきれいな斜面のこの場所に、去年植えました。 今年は咲かないだろうと諦めていたのですが、もとあった場所が日当たりもよく、球根も肥えていたので、ほとんどが開花してくれそうです。 いやぁ〜 いいわぁ。横から見てもいいですが、鐘楼の基壇の上から見下ろしても素敵です。来年、再来年と、もっともっと増えてくると、素晴らしい光景になること間違いなし! いいわぁ〜 この場所もちょっと人目には付きにくいですが、ぜひともご覧になってみてください。 春 待 や 生 き の び し 人 の 息 づ か ひ 室生犀星
|