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昨日は、陽光に包まれて、まさに「春が立つ」ことを実感した日でした。
早くも桜の開花予報が出ていますが、今年は平年並みか少し早く(3日ほど)咲くとのこと。 蕾が膨らんでもいないのにどうして予想ができるのかというと、寒い日が続いたからだそうです。 狐につままれたような話ですが、寒さによって桜の花芽が順調に休眠から覚め、また、2月は平年より暖かい日が多い予想で、花芽の生長が促されそうだからといいます。 寒さによって目覚めるのを「休眠打破」といいます。 桜の花芽は、前年の夏に形成され、その後、「休眠」状態になります。休眠した花芽は、一定期間、低温にさらされることで眠りから覚め、開花の準備を始めます。これが「休眠打破」です。一定期間、低温にさらされることが重要なポイントで、今年はそれがうまくいったということです。 今年もまた、桜の時期を目がけて来られる方たちのホテルの争奪戦が本格化しそうですね。今のところ、京都は3月26日開花、4月3日満開の予想ですよ! さぁ、大変だ! 春 立 つ と 影 が 勝 手 に 動 き 出 す 萩山栄一
木々の葉が落ちた冬は、鳥の姿を見るのも楽しみの一つです。 今日、カメラを持って歩いていると、鳥のことをよくご存知の方に出会い、いくつかの名前を教えてもらいました。 アトリ。スズメよりもやや大きめで、三角形のとんがり頭。大群で移動するそうです。 黒いマスクのイカル。黒ラインのエナガとネクタイ模様のシジュウカラ。苔をめくって虫やミミズを食べているのはアカハラ。お腹が橙色のジョウビタキ。共に“冬鳥”の代表ツグミの仲間。コゲラなど、キツツキの仲間もいます。もちろん、ヒヨドリやメジロなどは、庭の常連です。 ちょっと、境内のベンチに座っているだけでも、いろいろな鳥が行き来するのが見られます。名前は知らなくても、その仕草を見ているだけでも楽しめます。 バードウォッチングもオススメです!
本堂北側の馬酔木は、先々週と比べてもそれほど開花が進んでいません。木の高いところで咲いているので、写真に撮ってもこんな程度です。 でも、他の株の蕾が少しずつ大きくなってきていますので、これからが楽しみです。 このままあたたかくなってくれると、水仙もよく咲いてくるでしょう。昨年末に植えた鐘楼の回りの水仙も、蕾の上がって来ているものが数株ありました。数年後の鐘楼の回りは、初春の水仙、6月の紫陽花で美しく囲まれているでしょう。 来週は、もっと「春」をお届けできるでしょうか? また寒さが戻っているかも知れませんね。ご自愛ください。 春 立 つ や 雀 の 足 も あ た ゝ ま り 椎本才麿
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