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今朝は氷が張っていませんでした。それを見て、「ほっ…」。
六阿弥陀巡拝は、木食正禅養阿(1687-1763)上人が阿弥陀仏の霊感を受けて始めたもので、3年3月怠らずに毎月の功徳日にお参りすれば、無病息災・家運隆昌・諸願成就などを功徳を受けることができ、また有縁無縁の精霊の追善回向をすれば必ず往生極楽できるとされています。 六体の阿弥陀さまは、一番 真如堂阿弥陀如来 二番 永観堂阿弥陀如来 三番 清水寺阿弥陀堂阿弥陀如来 四番 安祥院(木食寺)阿弥陀如来 五番安養寺(さか蓮華)阿弥陀如来 六番 誓願寺阿弥陀如来。その寺々を巡拝します。 お年を召した方も多いので、雪が降ったら大変だと心配しましたが、杞憂に終わってくれ、本当によかったです。
初めて来られた方は‘システム’がわかりません。ということで、ご紹介を。 まず、本堂にお越しになったら、掌を合わせて拝むのが第一。それから、普段来られている方は、ずらりと並んだ水塔婆(表写真の右)の中からご自分の塔婆を探し、六阿弥陀の‘特設受付’で回向の申し込みをします。初めての人は塔婆がありませんから、受付で書いてもらいます。‘単発’か今後ずっとお参りされるかによって、塔婆の大きさが違います。1枚につき、100円の回向料を納めます。 ‘通い(写真左前)’にお参りした証のスタンプを押します。最後にもう一度、ご本尊の御前で掌を合わせ、礼拝します。 こんな流れでしょうか。‘初’でも、普段でも、‘終い’でも、同じです。
昨日から仕込みをしてくださり、今朝も寒い中を7時半から準備をしてくださって、参拝された方々に甘酒の御接待をしてくださいました。 本堂は境内の中でも一番といっていいほど寒い場所。婦人会の方々は準備万端、カイロを忍ばせて、ご奉仕くださいました(「あそこのカイロはダメ。私はあの店で買う」というような情報交換がありました)。 参拝された方々も、熱い甘酒にホッとされていました。ボクも回向する傍ら、3杯いただきました。 年が改まって最初の六阿弥陀、お参りされると、やはり気持ちが引き締まるでしょうね。そういう‘けじめ’って、大切なことだと思います。
花は、山茶花、寒椿、椿など。蝋梅の花は、まだ咲いてくれません。 職員さんに鐘楼の回りに植えてもらった水仙の芽が大きくなってきました。今年は咲かないかも知れませんが、数年後には水仙の花に取り囲まれた鐘楼が見られるでしょう! 佳い香りでしょうねぇ〜 そんなことを想像しながら、将来の境内のための作業を、寒の間もしなきゃ! 冬は鳥が元気です。というよりは、食べる物が乏しくて必死なのでしょう。昨日は自坊で、今日は本坊で、百日紅の実を突く鳥を見ました。昨日は雀かなと思いましたが、今日見てみると、シジュウガラのようでした。 昨日から、百日紅の実から種がこぼれ落ちてくるようになりました。実に細かい実で、掃除に困ります。そんな小さい実を食べるのでしょうか? 熟したことを察知したのは、さすがですね。 南天や千両などの実も、一気になくなってきました。やはり、熟してきたのを知った鳥たちが食べたのでしょう。植物も鳥も、季節に応じた営みをしているのはさすがです。 節分に向けて、気温はどんどん下がっていきます。私たち人間も、季節に順応した生活をいたしましょう! インフルエンザにご注意を! 寒 雀 も ん ど り 打 つ て 飛 び に け り 川端茅舎
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