9/10版
一昨晩、昨晩は、窓を開けて寝ると涼しすぎるくらい。昨晩は20.9度しかありませんでした。熱帯夜も8日夜から3日間、返上中です。 明日はまた厳しい暑さが戻ってくるようですが、天気はゆっくり下り坂。どうやら猛暑のラストスパートのようです。ようやく、本格的な秋がすぐそこに見えてきた気がします。 雲一つない今日は、境内の緑も美しく、散歩をしていてもとても爽やかでした。あの炎暑の頃は、境内に人影さえもありませんでしたが、今日は観光に来られる方もチラホラ。台風が雨と共にもたらした秋は、人の心にも潤いを与えてくれたのでしょうか。
気温が下がったのがうれしかったのか、十分とはいえないまでも、久しぶりの雨に恵まれたお礼なのか、昨日、そして今日は、数え切れないほどたくさんの花を咲かせてくれています。 昨日の朝、散歩をしているご婦人たちが、ボクの自坊へ、「和尚さん、今日はいっぱい咲きました。見て来てください。そりゃぁー見事ですよ」と、わざわざ言いに来てくださいました。散歩がてらに、ボクが水やりや施肥をしているのをご覧になっていたので、まずボクに知らせなければいけないと思ってくださったようです。
そういう苦労を見てくださっていたのでしょう。「見せてもらうだけでは申し訳ないわ」と言って、最近は散歩の合間に交代で水やりをしてくださっています。 そんな皆さんの成果が、雨と共に一気に花開いたかのような、この満開の‘天空の青’。見頃は今始まったばかり。これから1ヶ月は楽しませてくれるでしょう。皆さんもぜひご覧ください。 暑さのためか、花はお昼頃には萎れてきます。もう少し涼しくなったら、昼過ぎでもシャキッと綺麗かも知れません。 朝 顔 に 風 ふ ん わ り と 通 り す ぐ 黒崎 幸子
前回お知らせした酔芙蓉は、ほぼ毎日1輪ずつ花を咲かせていますが、今日は3輪咲き、明日は4輪咲く予定です。いよいよ本調子になってきました。 職員さんたちも、行き帰り際にこの花を見て、「あっ、明日は4輪だ!」などと、とても楽しみにしています。 藤袴もよく咲いてきました。 先日、蝶が飛んできていたので、「アサギマダラか!?」と期待しましたが、普通のアゲハチョウでした。 アサギマダラは、前翅長4〜6センチの蝶で、春には南の海から北上し、秋にはまた南下していく、「渡り」をする蝶です。藤袴の蜜を好んで吸いますが、蜜にはアサギマダラの繁殖に欠かすことのできない物質が含まれているからだそうです。 気温20〜25度を好むといいますから、これから涼しくなった頃の出会いを期待しましょう。 もう1週間もすると、彼岸花の花茎がスウッと上がってくるでしょう。さぁ、いよいよ本格的な秋ですよ! い わ し 雲 行 き と 帰 り で 違 う 道 田中育子 |