8/26版
前回の更新から今日までの最高気温の平均は36.5度。23日は37.5度と、この夏の最高気温でした。 局所的な雨は少し降ったものの、すぐに乾いてしまう程度。「夕方には不安定になって、雷雨の可能性があります」という予報を毎日聞いていますが、雨らしい雨はもう2週間降っていません。 某放送局から、もみじの高温少雨対策について、電話がかかってきました。 「何か対策をされていますか?」と聞かれ、「水を撒いても土の表面が濡れる程度です。何もしていません。雨が降るのを祈るばかりです」と答えましたが、もみじを積極的に守っているという具体例が欲しかったようです。「水道代が去年の倍かかっています」とでも言ってあげればよかったでしょうか? 他の紅葉の名所にも電話したようですが、答えは同じようでした。 雨の有り難さ、自然の大きさがまるでわかっていません。小手先の対策でどうにかなるような自然ではありません。結論を先に想定してからそれを裏付ける材料を無理やり探す手法は、相変わらずだなぁと感じました。 とにもかくにも雨が欲しいです。弱っているもみじの中には、葉先が縮れてきていたり、もう早くも紅葉したようになっている木もあります。 惜 し い 惜 し い 惜 し い 惜 し い と 法 師 蝉 北 登猛
蝉の声も、つくつく法師や 昼間の暑さばかりに気を取られていましたが、虫たちは季節を先取りして、秋の深まりを感じているのですね。 カンカン照りの中、境内を歩いていても、一歩、日陰に踏み込むと、まるで別世界のような涼しさを感じるようになりました。暑い暑い空気も、緑陰までは入り込めないほど、力が衰えてきたのでしょうか。 今朝、境内をぐるっと一回りしました。緑に差し込む光がなんとも清々しく、新緑の頃には及ばないものの、なかなかどうして捨てがたい美しさがあるものだと感心しました。 百日紅の花も、朝の光を受けて透き通っていました。日中の光りが当たっている時は、それを跳ね返すような力強さを感じますが、朝の百日紅はとてもやさしげでした。 藤袴の花も、秋の訪れを感じさせてくれています。あまり主張しない、おとなしい花です。
咲き始めて20日以上経ったアーリー・ヘブンリーブルーですが、去年まで栽培していたヘブンリーブルーのほうが爽やかな色なので、来年はまた元へ戻そうかと考えていました。 今朝の朝日の当たっている花は、すばらしい深みのある青紫。花芯の白いところが日を浴びて少し透けて、それが何ともまた美しい! しばらく前までは朝の水やりが日課でしたが、最近はどなたかが早朝に水をやってくださっています。「私たち、見せてもらってばかりで申し訳ないなぁ〜」とおっしゃっていた朝の散歩の人たちでしょうか? 可愛がってくださって、ありがとう。 アーリーちゃんは、涼しくなってくるこれからが盛りです。たくさんの人の心に清涼感を与えてあげてくださいね。 さぁ、もうしばらく、暑さと付き合ってまいりましょう。 朝 顔 の 紺 の か な た の 月 日 か な 石田波郷 |