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             靄っとしていた今朝の境内        マウスを載せれば写真が変わります
 猛暑日が5日続いた後、今日はわずかに35度を下回る34.8度。2時頃には、気象台の記録には残らない雨がサッと降り、わずかに屋根瓦の色がほんの一時だけ変わりました。
 明日はまた猛暑日になるとの予報。今日が猛暑日でなかったのはマグレのようで、暑さは当分続きそうです。
 それでも、境内の木陰に入ると、ずいぶん暑さが和らぎます。風が吹いていれば、暑いなりにも心地よくさえ感じます。街中のアスファルトの上にいるのとでは、まるで別世界。
 暑い、暑いといいながらも、秋が近づいているのを、そこはかとなく感じます。




       脛    白    き    休    日    の    父    地    蔵    盆          岡本 眸





          福引きの順番を待つ / 思い思いに遊ぶ地蔵の前  マウスを載せれば写真が変わります
 今日・明日、京都のあちこちでは、「地蔵盆」が行われています。24日がお地蔵さんの縁日ですが、現在はその前の土日に行われることが多くなっています。
 地蔵盆は、子供のためのお祭とも言えます。先ずは町内の一角にまつってある石の地蔵尊像を洗い清め、新しい前垂れを着せて化粧を施し、提灯を吊したり、供え物をします。祠の前にはテントなどを立て、子供たちが集まって、お勤めやおやつ、福引きや様々なイベントなども行われて、夏休み最後の子供たちの遊び場となります。
 ただ、最近は少子化で、1日だけという町内も多く、子供の数よりも大人、特にご高齢の方のほうが多いという町内も珍しくありません。
 真如堂の町内では、今日・明日の2日間、境内の千体地蔵堂の前で地蔵盆が行われます。
 最近は子供の歓声が聞こえることが珍しくなった境内ですが、今日は賑やかな雰囲気が漂っていました。


          ほころび始めた藤袴 / さみしい百日紅     マウスを載せると写真が変わります
 藤袴の蕾がほころび始めてきました。
 一昨年・昨年は、他の方が育てたものを飾っていましたが、今年は自力で挿し芽をするところから始めました。育てるのはそれほど難しくはありませんが、環境などによって、背丈にずいぶん差が出来てしまいました。
 「フジバカマ」と称する植物が園芸店で売っていますが、ほとんどの場合は同属他種や雑種です。真如堂に植わっているのは、原種の藤袴、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)種に指定されているものです。
 側を通るだけで、葉などがよく香る時もあります。本堂の左、本坊の塀際に植わっていますので、ほのかな香りをお楽しみください。
 茶所前の西洋朝顔は、40輪ほど咲く日があるかと思えば、翌日は5輪も咲かなかったり。天候のためなのか、ただの気まぐれか、何とも計りかねています。
 裏写真の百日紅は、これまでの写真とは違う、墓地の脇に植わっている木です。どうも今年は不調のようです。
 来週も暑そうですね。聞き飽きた言葉ですが、熱中症にご注意ください。




     想   ひ   ご   と   ふ   と   声   に   出   づ   藤   袴          永方裕子