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              目に青葉しかない / 昼下がり       マウスを載せれば写真が変わります
 「今日は一日中曇りかな、ひょっとしたら雨が降るかも知れないなぁ」と覚悟をしていたのですが、ほぼ快晴の初夏らしいお天気でした。
 先月末には10度台だった最高気温が、今月に入るなり見る見る上がって、とうとう昨日は30.9度の真夏日。今日は少し下がって28.9度。
 ついつい、「暑い」という言葉が口をついて出てしまいました。
 境内の新緑は日に日に色を変え、少しずつ色濃くなってきているような気がします。「落ち着いてきている」という表現がふさわしいかも知れません。触れてみても、柔らかかった葉が次第にしっかりとしてきています。
 それでも、初めて境内に来られる方には、目にも鮮やかな新緑とうつることは間違いありません。


             今のうちかな「青もみじ」     マウスを載せれば写真が変わります
 京都市観光協会は今年から紅葉名所の初夏の新緑を「青もみじ」と名付け、5月下旬から7月初旬までの観光閑散期の集客対策として、市内48寺院の庭園などをPRするキャンペーンを始めたそうです。
 真如堂はJR東海の「青もみじスタンプラリー」の対象になってはいるのですが、市のキャンペーンのことはつい今まで知りませんでした。
 新緑が落ち着いてくる頃になって始まって、7月初旬まで続くとは、「青もみじ」かどうかは大いに疑問。「新緑をご覧になるなら、ぜひ早いうちに!」とお勧めしたいものです。毎日少しずつ濃くなっていき、7月にはすっかり落ち着いたもみじになっていますから。


          日を受けて透け、重なっているところは濃く    マウスを載せると写真が変わります
 もみじなどの落葉樹の新緑に少し遅れて、樫、椿、椎、樟などの常緑樹は、今、新芽を伸ばしてきています。
 新しい葉が出てくる代わりに古い葉がたくさん落ちるこの季節は、落ち葉掃除が大変な時期。樫などはどんどん葉を降らせて、いくら掃除をしても甲斐がないほどです。
 もみじなどは、紅葉したと喜ばれ、落ち葉さえも情趣深げに見てもらえますが、樫や楠などは芽吹いていることさえ気付いてもらえず、落ち葉は迷惑がられるだけ。同じ木の仲間なのに、ちょっと不公平に思えます。
 それぞれのスタイルで春を迎え、初夏へと移ろっていく今は、木々たちのそれぞれが持っている‘営みの工夫’がより鮮明に、おもしろく見えてくる季節です。




       初  夏  の  木  々   そ  れ  ぞ  れ  の  名  の  眩  し           村上鞆彦





          新緑も紅葉も関係なし / 自坊のつつじ、燃える赤  マウスを載せれば写真が変わります
 昨日の夕方、茶所の前を通りがかると、よく境内に散歩に来られる近所の方が、「猫が7匹も寝ていますよ!」と話し掛けてこられました。
 「7匹ぐらいではないですよ」と、「あと、三毛がいるでしょう。それにブサイクな親子がいるでしょう。10匹はいますよ!」と、二人して指折り数えました。
 「猫の恋」は春の季語ですが、恋が成就した暁には、約2ヶ月でその‘結晶’が生まれいずることになります。ひょっとして、もうそろそろ?
 それが恐くて、去年、避妊・去勢した猫は7匹。まだ残っているのです。
 どうにか捕まえようと、毎日奮闘していますが、捕まるのはすでに手術済みの子ばかり。先日など、見慣れない猫だと思いきや、何と、狸が入っていました。
 今やすっかり真如堂のアイドル的存在の癒し系猫たち。いいのか悪いのか・・・。
 境内ではつつじの花が咲いています。開花は例年よりも少し遅めです。
 珍しいところではナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の花が、昨日から咲き出しました。木は本堂裏の薬師堂の左横にありますが、まずおわかりにはならないでしょう。高いところで咲いています。
 シャガの花も、境内のあちらこちらで咲いています。
 そろそろ毛虫なども出始めています。新しい葉っぱはやわらかくて美味しいのでしょう。お気をつけくださいね!
 「青もみじ」の境内へどうぞお越しください!




      あ   ら   た   う   と    青   葉   若   葉   の   日   の   光         松尾芭蕉