10/9版
急に肌寒さを感じるようになり、「ちょっと寒い」という何人かの声を聞きました。今日の最高気温は22.6度。ほぼ平均値で、それほど冷え込んだわけではありません。昨日など20度を下回りましたし、一昨日も20度そこそこでしたが、両日とも、台風のため、みんな外に出ることが少なかったから、今日が冷え込んだように感じられたのでしょうか? 台風は8日の未明に京都に最接近しましたが、非常に大きな台風と聞いていた割に、風雨はそれほどでもありませんでした。夜中は風雨の音に眠りを妨げられるだろうと思っていましたが、いつにも増して熟睡しました。 台風が通り過ぎた後の境内は、小枝や木の葉がいっぱい。今日は1日中、掃除をする複数のブロアの音が鳴り響いていました。 明日からはまた連休。お天気は次第によくなっていくとか。ちょっと涼しいかもしれませんが、行楽には最適な気候でしょう。 ただ、もちろん紅葉にはまだまだ。境内のもみじは緑のままです。 野 分 あ と ひ と り 歩 き に 日 あ ま ね し 細見綾子
餌をやりに来る人も入れ替わり立ち替わりで、猫たちは野良とは思えないほどよく肥え、艶のいい毛並みをしています。 ただ、これ以上増えるのを見過ごしているわけにはいきません。先日、去勢手術をするために猫を捕獲しようとした職員が手を噛まれました。噛まれた手がひどく腫れ、数日間点滴に通うなど、大変でした。 今や真如堂のアイドル的存在となった猫たち。今年生まれた猫などは、仕草がすこぶる可愛くて、見ているだけで癒されます。写真を撮る、じっと見ている人も少なくありません。 可愛いのはわかりますが、無責任に餌を与えてもらっても困ります。「去勢のために使ってください」とお金をカンパしてくださる方もおられます。さぁ、捕獲ための次なる手を打たなければいけません。猫たちと共存するために・・・。
まだ澄んだ赤色ではありませんが、これから冷え込むにつれて、日に日に綺麗になっていくでしょう。 先日、「山茱萸の実は色付いていますか? 今年はたくさんなっていますか?」という電話がかかってきました。彼女は絵の題材を探しておられるとのことでした。 去年は実付きの悪かった山茱萸も、今年はまずます。薬師堂の左前の木など、驚くほどたくさんの実が付いています。 「この実が美味しかったらなぁ・・・」といつも思いますが、鳥さえ食べようとしません。いつも見ているだけです。 山茱萸の木の下の垣根にも花が咲いてきました。「お茶の木」です。あまり目立たない花ですから、気がつかない人が大半でしょう。 茶園にとっては、お茶の花は咲かない方がいいらしいです。少雨でお茶の木が少し弱った時など、天候がよくなかったり管理が悪いと、花が咲くのだそうです。木が危機感をもって、子孫を残すために種を作らなければと思うのでしょうか? 花が咲くと、次の年の新茶のための栄養が取られてしまうので、茶園には困りものだとか。可愛い花ですが・・・
今までは、白と青の絞りの「フライング・ソーサー」がよく咲いていましたが、最近はヘブンが圧倒気味。もともと10月が最盛期だろうとは思っていたのですが、あまりにソーサーに押され気味なので案じていました。 ヘブンの青は綺麗! お寺なのですから、「極楽ブルー」とでも呼びましょうか? 本堂の前には原種の藤袴が展示してありますが、自坊のそれは一足先に花が終わりかけてきたので、今日切り取りました。いま、自坊で盛りを迎えようとしているのは栽培種の藤袴。赤系と白系の2種です。花の香りは原種には及ばず、背丈も一回り小さいですが、こちらのほうが育てやすいかも知れません。 いま、事務所には乾燥させた葉が置いてあって、朝一番に部屋に入ると、桜餅のような香りが漂っています。今年はこの藤袴をずいぶん楽しませてもらっています。来年はもっと増やしたいと思っています。 あー、今日の夕焼けはきれいでしたぁ〜 残念ながら、カメラを持っていませんでした。秋ですねぇ〜 ま つ す ぐ に 秋 夕 焼 に 入 る 道 安藤恭子 |