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今日・明日は、地蔵盆の集中日。市内の至る所に、「地蔵大菩薩」などと書かれた提灯が吊され、そのもとに人が集まっている様子が見られました。 地蔵菩薩は、子どもの守り仏として古くから信仰されていました。お地蔵さんはお釈迦さまが入滅された後に弥勒菩薩がこの世に現れるまでの間、人間界のみにあらず地獄・飢餓・修羅・畜生・天といった六道すべてに赴いて、人々を救済くださるといわれています。 平安時代以降に阿弥陀信仰と結びついて地蔵信仰が民間に広がり、道祖神と同じように村を守る役割も果たすようになります。そして、地獄の鬼から子供を救う仏として子供の守護神ともなりました。 京都では、応仁の乱の頃から、辻々にお地蔵さんがまつられるようになり、現在でも、そのお地蔵さんの前で地蔵盆が行われています。 真如堂でも、22・23日に千体地蔵堂を会場に町内の地蔵盆が行われます。 町内の祠には、地蔵菩薩ではなく、大日如来がまつられていることがあり、地蔵盆と同様の行事を行います。地蔵菩薩の縁日は24日、大日如来は28日ですが、最近は2学期制の学校が多くなって24・25日には始業式が行われるため、大日さんの行事も繰り上げられて、この土日は地蔵盆・大日さんが集中しています。 真如堂のある町内では、ボクの子供の頃から、大きな行燈に絵を描いて高いところに掲げる習わしです。今朝も子供たちが集まって、お地蔵さんにお化粧を施したり、行燈に絵を描いたりして準備を行い、まず最初にお勤めと数珠回し。大きくて長い数珠を、子供や大人が輪になって「南無阿弥陀仏」と唱えながら回します。 その後は、ゲームをしたり、おやつが出たり、福引きや金魚すくい、ビンゴゲームなど、いろいろな行事が組まれています。 最近の少子化で、子供のいない、あるいは1、2人という町内も多く、その場合は行事も簡素化されたり、高齢者向けになったりしています。 ボクも子供の頃は、この地蔵盆が夏休みの最後の大きな楽しみでした。今は、いろいろなご町内から頼まれて、拝んで回るのに右往左往しています。 いいものですねぇ、子供の声が境内に響き渡るのって。地蔵盆、いつまでも残したい風習です。
時間は7時半と遅め。見たところ、子供の数と親の数がほぼ同数。お母さんたちは、ご主人も送り出さなければならないですから、ラジオ体操の間は大変でしょうね。期間が短いのは、お母さん方の事情もあるのかも知れませんね。 ボクの子供の頃は、「ラジオ体操第1」と「第2」を続けてやりましたが、いまは「第1」しかやらないようで、あっという間に終わっていました。 最後はみんなで参道の掃除をしてくれましたので、お礼にジュースをさしあげました。 夏 休 み 犬 の こ と ば が わ か り き ぬ 平井照敏
木槿、百日紅が咲いていますが、気候の関係か、どこか精彩を欠いている気がしてなりません。 頼みの綱は、茶所前の西洋朝顔。紅い「スカーレットオハラ」も咲き出しました。茶所前には青色系のみを植えたつもりでしたが、スカーレットも間違って入ってしまったようです。 今は昼頃になると強い日差しにクタッとなってしまっていますが、23日は処暑。暑さが峠を越え、朝夕の冷気が加わり涼風が感じられるようになってきます。秋めいてくると、朝顔もきっと元気を増してくるでしょう。 といっても残暑厳しき折、まだまだご用心ください。 朝 の 間 は か た づ い て 居 る 残 暑 か な 加賀千代女 |