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降水確率は午前中90%、午後80%。雨雲レーダーを見たら、岡山県あたりまで強い雨雲が来ていたので、拝みに伺ったお家の方に、「午後は強く降りますよ。今日はお墓参りはおやめになったほうがいいですよ」と申し上げました。 お昼頃には雨も上がりましたが、いつ降り出してもおかしくないような空模様。雨の上がっている間に、紫陽花の剪定をしていたら、何だか明るくなってきました。その後、一瞬パラッと来たので、「いよいよ降るぞ」と自坊に帰ったものの、雨はそれだけ。夕方には日が差してきました。 「今日はお墓参りはおやめになったほうがいいですよ」と、気象予報士ぶって檀家のおばあさんに申し上げたのが、少し悔やまれました。ご主人の命日でしたのに・・・。
「あー、木の下闇だなぁ。これではベンチで本も読めないや」と、夕方のように薄暗い木々の下を、滑らないように用心しながら歩きました。 紫陽花ももう色褪せ、緑は暗く、菌類が元気なことが唯一の特徴のような今の境内。 カメラを持っているものの、どこを撮るかという当てはまったくありません。グルッと1周して、「境内が暗い、木の下闇という写真しか、しょうがないなぁ」と数枚撮りました。これが正真正銘「今日の散歩道」でした。
今年は7月になってから雨がちな気がしますが、雨量を見ると、6月後半とは比較にならないほど少なく、ほとんど1桁。蒸し暑さが募ってきたので、よく雨が降っているように感じるのでしょうか。 梅雨後半の京都の蒸し暑さは格別です。そんな中、今日から祇園祭の「鉾建て」が始まりました。32基の山鉾のうち、今日建てられたのは、長刀鉾、函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾の5基。14日の宵々々山までに、すべての山鉾が建ちます。 京都の繁華街や商家の多い地域に大きな鉾が建つのですから、当然交通は規制されます。雨のうえに、その影響が加わって、市街地は車が渋滞していました。 祇園祭が終わる頃、近畿は梅雨が明け、本格的な炎暑の季節を迎えます。梅雨とも、あと1週間〜10日のお付き合いです。 木 下 闇 木 喰 仏 の 高 笑 ひ 志城 柏
桔梗の花は、雨に打たれて頭を垂れ、さらにゆらゆらと風に揺さぶられて、ちょっと可哀想に思えました。 塔の脇では、擬宝珠の花も咲いています。こちらはごく淡い紫色。龍の髭の花色とよく似ています。 5月頃、誰かにイタズラされて新芽が散り散りになっていたので、今年は花も無理だろうと思っていたのですが、ちゃんと咲いてくれました。一昨年にボクが移植したので、なおさら愛着があります。 祇園祭というと、 境内の花の主役は、これから2ヶ月ほどは 桔 梗 の 花 咲 時 ほ ん と 言 ひ さ う な 加賀千代女 |