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 秋の気配深まる秋驟雨後の境内 / 模様でわかる水の引き   マウスを載せれば写真が変わります
 夜来の雨もそろそろ上がるのかなぁと思っていた朝8時過ぎ、一転して雨脚が強くなって、雷鳴も聞こえ始めました。
 ザァーという音が周り中から聞こえてきて、あちらこちらで地面をたたきつけるような雨音もしています。
 急いで、いつも雨が漏る部屋の天井を見に行き、樋の様子や排水口の水の流れ具合を見て回りました。
 屋根の応急処置をしてもらったお陰で雨漏りは止まっていました。樋も修復した場所はほぼ大丈夫。排水はアウト。落ち葉が網目を塞いでしまったのでしょう、見る見る溝の水位が上がってきて、今にも溢れそうです。あちこち対処をして回りたかったのですが、僧衣姿ではどうしようもありませんでした。
 所用があったので、車で市街地へ出ると、車のヘッドライトが自動的に点きました。減速運転している車が多くて渋滞気味でした。
 真夏の夕立のような激しい雨は1時間ほどであがり、午後からはどんよりした空模様でした。


    カエデはまばらに紅葉し始める / 健全なもみじは緑    マウスを載せれば写真が変わります
 「一雨ごとに秋が近づく」などといいますが、季節の変わり目には雨がよく降るのでしょうか? 彼岸も今日で終わり。境内は1週間前よりも秋が深まった気がします。
 秋の訪れに敏感なのは桜の葉です。毎日ハラハラと落ちてきて、排水口の網目を詰まらせたのも桜葉の仕業です。
 次に敏感なのはカエデ。本堂前の「花の木」は天辺から色が変わり始めていますし、他のカエデも葉によってはずいぶん紅くなって、緑の葉とのコントラストが綺麗です。
 一番遅いのはもみじです。まだほとんどは緑色のまま。今の時期に色が変わってきている木や枝は、健全ではない験です。
 そんないろいろな様子を見せる木が入り交じって、境内の色が少し変わってきたのです。もみじの緑も、夏の‘緑’とはもう違います。だって、もう10月。人が衣替えをするように、木々たちも衣替えをしていく季節ですもの。




     秋   驟   雨   去   り   て   瓦   の   や   わ   ら   か   き           関根千方




             萩とヘブン / 猫と萩       マウスを載せると写真が変わります
 一昨日の地元紙に、京都府立植物園で、ソライロアサガオのヘブンリーブルーを這わせた「ヘブンリーブリッジ」が見頃だという記事が載っていました。
 茶所の屋根に向かって這わせたヘブンリーブルーも、いよいよ元気になってきて、多い日は30輪ほどの花を咲かせています。色も暑い時に比べてずいぶん濃くなり、実に鮮やかな青色になりました。
 萩と朝顔が一緒に咲いているのには、今までの常識を覆されるような思いですが、それもあってか、茶所の前を通って初めてこの花を見た人で、足を止めない人はいないと言っていいほど、皆さんの注目を集めています。
 そして次に目をやるのは、その下に寝そべっている猫たち。ヘブンリーブルーと猫たちは、いまの真如堂一番の人気者、茶所はパラダイスです。
 塔の下や本堂の北側には、いま、銀杏がたくさん落ちています。高い枝には、鈴なりの黄色い実が付いているのが見えます。今年は豊作のようですが、何が良い方向に作用したのでしょう?
 先週、民間気象情報会社のウェザーニューズが、今年の紅葉の見ごろ予想を発表しました。それによると、紅葉時期と深い関係があるとされる9・10月の気温は例年に比べて高い予想で、全国的に紅葉の見ごろは遅めだとしています。また、夏に猛暑に見舞われた西日本では葉が傷んでいる可能性があり、しっかり色づくか心配される、とのことでした。
 真如堂のもみじを見る限り、葉はそれほど傷んでいる様子はなく、去年のようにたくさんの実は付いていませんので、見かけもスッキリしています。ボクの予想では、去年よりは綺麗な紅葉が見られると思うのですが・・・。
 暑かったり涼しかったり、昼夜の気温差が大きかったりで、風邪を引いている人を多く見かけます。どうかご自愛ください。



     夕   刊   に   音   た   て   て   落   つ   梨   の   汁        脇屋義之