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梅雨の合間の晴天はうれしいのですが、もう少し穏やかに晴れて欲しかった気がします。 お天気のせいでしょうか、それともG8外相会談の厳戒態勢を嫌って外出を控えた人が多いためでしょうか、境内を訪れる人はまばら。まぁ、普段通りといえばそうかも知れません。 境内を訪れる人が少なければ、本堂へ上がる人はさらに少なく、内陣や庭園を拝観される方などは希少。来るか来ないかわからない人を待ちながら、職員はのんびりと草引き。木陰は案外涼しくて、蚊取り線香持参で昼寝をしたくなるほどでした。 スローな生活にはもってこいの、今日の境内でした。
ボクはチェーンソーの音が大好きです。音を聞いているだけで、ノコギリの刃が木の幹に入っていく光景がイメージされます。「ギィーー バキバキバキ」という音は、太い枝が切り落とされているのでしょう。 数十年生きてきた木を切るのは忍びないですが、下にある建物にとっては、いいことは一つもありません。今度、蔵を修理するにあたって、それを取り巻く環境をよくするための、避けられない選択でした。 チェーンソーや木が倒れるような音も、本堂の前にいると、どこか遠くから聞こえてくるかのよう。ほとんどの人は、そんな作業が行われていることさえ、気が付かれなかったでしょう。 五 月 晴 の 障 子 を 開 け し 御 堂 か な 宮本旅川
本堂前の茶所付近はこのシロクロ猫たちの縄張り。本堂の北側から書院は三毛猫ミーコの領域。墓地の中は黒猫たちのコロニーと、境内の猫たちは自ずと棲み分けています。 今朝は、墓地に寝そべる4匹の黒猫の姿を見ました。夫婦と子供たちです。子供といっても、もう既に大人の大きさ。雌猫は先日まで大きなお腹をしていましたので、ひょっとしたらさらに数匹の黒猫がどこかに潜んでいるかも知れません。 三毛の子供の目撃情報もありますので、ひょっとしたら境内に住まう猫は10匹近くにもなるかも知れません。ん〜、ちょっと困りました。
というのも、栴檀葉の菩提樹の花は門外からは見えず、自坊の門を入って振り返って初めて、南向きの梢に付いている花を見ることが出来るのです。花は小さいので、咲き始めはほとんど目立ちません。 開花が進んできた今日は、たくさんの虫たちが花に集まって来ています。 本堂前の菩提樹の実が、すっかり大きくなってきました。花が終わったらすぐに結実、そして見る見る大きくなっていく実。ゆったりした木に見えて、実は速攻では決してひけを取らない菩提樹です。
今年は、花付きの悪い株や枝枯れしている紫陽花が目立っています。 枝枯れは、紫陽花の茎の中に産み付けられた虫の卵が孵って、幼虫が中を食い荒らしているためでしょう。それだけ、今年は虫が多いということかも知れません。 先日、新たに20株ほどの紫陽花を定植しました。大きく立派になって、たくさんの花を咲かせてくれる日が待ち遠しいです。「紫陽花の寺」まで、あと10年!? もうすぐ今年も折り返します。この半年はどんな年でしたか? 7月1日は暦の「 半夏生と言えば、うちの半夏生(半化粧)、一向に白くなりませんが・・・。 本堂前の沙羅の花は、今がピークです。お早い目にお越しください。 裏 切 り し 人 を 哀 れ み 半 夏 生 赤羽 岳生 |