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理由はわかりませんが、その音に春の気配を感じました。「春眠暁を覚えず」というにはまだまだ早いですが、そのままぐっすり寝込んでしまい、すっかり寝坊。雨はすでにあがって、朝日が差していました。 しばらくして境内に出ると、木の枝にはいっぱい雨粒が付いていて、朝の光を浴びてキラキラ光っていました。 「きれいだなぁ。今日の雨粒はどうしてこんなに大きく、枝に残っているのだろう? 写真には写らないだろうなぁ」と思いつつ、シャッターを押しましたが、やはりほとんど写っていませんでした。 今朝は昨日の朝と比べて4〜5度ほど気温が高め。境内の空気も一変したようで、3月の訪れと共に本格的な春がやってきた気がしました。
鳥たちは寄っては散りしながら、喜々として歌い、自由に空を飛び回っていました。 あちらこちらから、「春は近いぞ」「もうそこまでやってきているぞ」というささやきが聞こえるような、雨上がりの朝でした。 三 月 の 声 の か か り し 明 る さ よ 富安風生
この涅槃図は、三井家の女性たちが浄土系の僧 厭求に依頼し、海北友賢らが代工となって制作したもので、1707年に完成しました。縦6メートル、幅4メートルの大きなものです。 昨日の地元紙に、「花供曽だんご付きで拝観料600円」と載ったので、早速クレームを入れて、訂正記事を書いて貰いました。「だんご」ではありません。正しくは「花供曽あられ」あるいは「花供曽」。 「花供曽」は、仏さまへの供物を意味する「花供御」が転訛したものだと思われますが、「花供曽だんご」では、鼻くそを丸めて団子にしたように聞こえてしまうではありませんか! この「花供曽」は京都の菓子屋「田丸弥」製で、お店では420円で販売されています。真如堂に納めて貰っているのはお店のものよりも少し量が少ないようですが、それが付いて600円という拝観料は絶対お得! ぜひお越しください。 その新聞記事には「伝説の上では釈迦の入滅に間に合わなかったとされるネコが描かれている」と書いてあるのですが、それでは十二支に猫がいない説明と同じ。 涅槃図は制作年代の新しいほど多くの動物が描かれる傾向があり、その一つとして猫も加わるようになっていったのでしょう。「猫が描かれている」と取り立てていう必要はないと思うのですが・・・本当にいい加減な記事でした。ブツブツ! 特別公開は3月末まで。11日〜13日は行事のため、拝観できませんので、ご注意ください。
「そろそろかな?」と思って、本堂裏の 冬の間、鳥たちが一所懸命に苔を突いていたところが、まるで大きな毛玉が出来たかのようにボサボサになっています。鳥たちは苔の下にいる虫などを探して食べていたのでしょう。これから虫などが這い出してくると、苔も御難を受けずに済みます。春を待っているのは人間だけではなさそうです。 ボクが、「いよいよ春が来たなぁ!」と感じるのは、オオイヌノフグリの開花。今日も目を凝らして探してみましたが、まだ1輪も咲いていませんでした。 週明けはまた雨。冬の冷たい雨は嫌ですが、これからの雨は「 気候が不順なせいか、風邪を引いている人が多いようです。どうか皆さまご用心ください。 チ ュ ー リ ッ プ 買 う て 五 分 の 遅 刻 し て 岡田順子 |