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京都市内でも22日早朝から雪が降り、約10センチの積雪がありました。市街地より少し寒い境内では、場所によって15センチほどの雪の吹きだまりができています。 気温も下がって、京都市の朝の最低気温は昨日が−3.7度、今日は−2.5度。車のドアも凍てついて、なかなか開きませんでした。 昨日は、歩くとキュッ キュッと鳴った雪も、昨日の昼間にいったん溶けかかり、また夕べの間に凍って、今朝歩くとバリバリと音がして賑やかでした。でも、油断しているとツルッと滑りそうで、坂道ではへっぴり腰を要しました。 今朝、市街地を車で走りました。大通りの車道の雪はほぼなくなっていたものの、歩道は真っ白く踏み固められたようになっているところも多く、陽の当たらない細い道などはまだアイスバーンに近い状態で、寒い上になおさら冷や冷やしました。 昨日、京都市内では事故や転倒で50人以上の人が救急搬送されたそうです。年末2週続きの雪に大わらわです。
「雪の京都へ行きたい」「真っ白な境内を見てみたい」と思っておられる方も多いでしょう。 明日にはまた寒波がやってくるそうですが、今度は京都市内では積りそうにありません。雪の京都に巡り会えるかどうかは、「ご縁があれば・・・」としかいえません。 京都に雪がよく降るのは、節分前後。 「京の底冷え」「京都の寒さは違う」と言われますが、どうせ経験されるのなら、一番寒くて、雪景色に巡り会えるかも知れない節分の頃はいかがでしょう? 極寒の京都旅行を、今から計画されてはいかがですか?
子供たちがたくさん来て雪合戦・・・と言いたいところですが、子供の姿はほとんど見られません。 唯一、北国出身の塔頭の住職の子らが、参道でそり遊びをしていました。 ボクが子供の頃は、雪が降ったら竹をとってきて、ソリを作りました。1メートルほどの竹を割って、火で炙って先を曲げたものを2つ並べ、座れるような箱と足を載せる棒や手綱を取り付け、ソリが完成! 雪の多い時には、正面参道の石段の端に雪を集めてコースを仕立て、上から一気に滑ります。 ソリの出来具合や滑る時の勢いのつけ方で滑り具合が違い、下まで綺麗に滑り抜けられたら鼻高々。もちろん、途中でひっくり返ったり、ソリが分解するなどということもあって、生傷だらけでした。
その雪だるまを今日見てみたら、何とも情けない姿。力がないのか雪の固め方が弱く、ちょっと触れただけで崩れてきそう。もみじの木にもたれかけさせてあったのは、そういう事情からだったのかな。 雪だるまが不憫に思えたので、ボクはカメラを置いて、雪だるまを少し“改造”し、もっと日の目の当たる場所に置き直しました。雪だるまに“日の目の当たる場所”はよくなかったかも知れませんが・・・。 もう一つ、本堂の北側にも雪だるまがありました。こちらは作者不詳? 細く長いもみじの枯れ枝を手にしてありました。胴体はずんぐり、手はやせ細っていて、まるで『六道絵』の餓鬼の姿のよう? 雪だるまって、作る人のセンスが表れますね。ツーショットの雪だるまは、さすが女子高生! 餓鬼のような雪だるまを作ったのは、いったいどういう人?
まずは何といっても、南座の吉例顔見世興行やまねきでしょう。 師走に限りませんが、鴨川のユリカモメ、食べ物では千枚漬け、すぐき、かぶら蒸しなどというのも寒中っぽいですね。 高校駅伝も、“師走の京の風物詩”としてすっかり定着しているように思います。今年は、25日の午前に女子、午後は男子が都大路でたすきを繋ぎます。 出場チームの選手と思われる人たちは、ずいぶん前から京都に宿をとって練習を重ねていますが、今日も雪の残る駅伝のコースを、たくさんの選手たちが高校の名前を付けたウインドブレーカーなどを着て走っていました。 駅伝当日はヘリが飛んで騒がしく、交通規制が行われて少し不便にはなりますが、頬を真っ赤にしながら都大路を疾走する高校生たちを見ているのは気持のいいものです。 トップの選手と競って歩道を走る、作務衣姿の丸坊主がテレビの画面に見え隠れしていたら、ボクかも知れません。ご期待ください! 熱 燗 や き よ し こ の 夜 の 仏 教 徒 小倉耕之助 |